1979-05-24 第87回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第4号
そこで、これから私は宗教法人大観宮の問題について質問を逐次やっていきたいと思いますが、まず文化庁の宗務課長にお伺いをいたします。 あなたは、昨年の十二月四日付で熊本県総務部長あてに文書を出しておられますが、この中で、「施行前といえども」――もちろんこれは禁止法のことですけれども、「宗教法人の活動としてふさわしくない行為のなされることのないように指導方よろしくお願いします。」
そこで、これから私は宗教法人大観宮の問題について質問を逐次やっていきたいと思いますが、まず文化庁の宗務課長にお伺いをいたします。 あなたは、昨年の十二月四日付で熊本県総務部長あてに文書を出しておられますが、この中で、「施行前といえども」――もちろんこれは禁止法のことですけれども、「宗教法人の活動としてふさわしくない行為のなされることのないように指導方よろしくお願いします。」
○武部委員 先ほど申し上げましたように、宗教法人大観宮の規則にもそういうことをやるというのは一つも書いてありませんね、あなたもお認めになったとおり。そして、何遍も言うので口が酸っぱくなるほどですが、公序良俗に反するとか不法だとかという判決が出た、そういう行為をやっておったということは紛れもない事実なんです。
私はさっきからずっと述べておるのだが、宗教法人大観宮なるものがああいう講をやっておったということは違法だとは思っておられないのですか。あなたはさっき違法であると断定できぬということをおっしゃったが、いまでもそう思っておりますか。
そこで文部省にお伺いいたしますけれども、宗教法人大観宮の代表者あるいは規約、全部でなくても結構です。それから行っている事業について明らかにしてもらいたいというふうに思うんであります。
○説明員(安藤幸男君) 宗教法人大観宮が太子講なるものを実施しているということについて、目下熊本県を通じまして実情を調査中でございますけれども、その太子講なるものの詳細について、いまのところ把握しておりませんので断定はいたしかねますが、もしそれがネズミ講に該当するというものであれば、それは国の意思が法律で示された以上は、それに基づいて強くそういうことが行われないように指導してまいりたいというふうに考
○村沢牧君 いま説明がありましたように、この宗教法人大観宮の規則によると、事務所は熊本県阿蘇郡阿蘇町小里六百十番地に置くというふうになっておりますが、私が持っている大観宮の資料によると事務局は熊本市本山町六百三十五だというふうになっている。これは天下一家の会と全く同じところですね。それから、いまお話がありましたように、この大観宮の代表者は天下一家の会の会長内村健一氏が兼ねているわけなんです。
それからもう一つ宗教法人大観宮というのがあるわけでございます。この三つの会長もしくは代表役員というのに内村健一氏が就任しているわけでございます。
○武部分科員 この天下一家の会というのは御承知のように三つございまして、第一相互経済研究所、財団法人天下一家の会、宗教法人大観宮、この三つが実は一緒になって運営されておって、その三つの中の最高の人物が内村健一という会長であります。これは三位一体、自由にこれを操っておって、区別することはできないと判決文になっておるわけであります。
われわれはネズミ講ではないのだ、宗教法人大観宮、それから財団法人天下一家の会、助け合いの、いわゆるネズミ講でありますが天下一家の会、第一相互経済研究所、こういう三つを並べて、常にこれは一緒なんだということで、財団法人天下一家の会、財団法人だから安心しなさい、こういうことで宣伝をしている。
昭和五十一年度の北海道大会の写真を見ますと、「宗教法人大観宮」、それから「財団法人天下一家の会」、「天下一家の会・第一相互経済研究所」、こういうふうに名前が並んでいるわけです。大書されました大看板のもとで大会が行われているわけです。この看板を見ただけでも全く三位一体の姿だ、こういうふうに思うわけです。また、ことしの三月三十日に長野の地方裁判所で出ましたのにも明快に書いてあります。
先ほどお話しいたしました財団法人と同じような課税の方式、すなわちいわゆるネズミ講から宗教法人大観宮に対する寄付、この部分につきましては、収入をする段階でのいわゆるネズミ講なるものを課税主体ということで課税をいたしておりますので、課税済みの所得が大観宮に寄付されておるということでございまして、脱税所得が大観宮にいっておるのだということではないと考えております。
このビラを先ほどお見せいたしましたが、昭和四十八年ごろですか、宗教法人大観宮というのが設立をされたわけです。それまでは、ネズミは金をここへ送っていなかったのです。ところが、この中にはっきりと書いておりますが、いままで四分の一を財団法人天下一家の会に寄付をしておったけれども、これを取りやめて、今後は宗教法人大観宮に四分の一の金を寄付することに変更した、こういうことをはっきりここに書いております。
ところが、現在は天下一家の会というものが一番上にあって、その下に第一相互経済研究所、それから財団法人天下一家の会、それから宗教法人大観宮という、阿蘇山のふもとに何かお宮があるらしいのですが、そのお宮を何か抱き込んで、その三つが天下一家の会の下に属するものだと言っているわけです。