1978-02-15 第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
○永原委員 ケインズの理論でいろいろ展開してきた経済政策ですけれども、完全犀川というのがこの六%成長の中で本当に達成できるだろうか。いま二・一%ぐらいの失業率というのが一体、どのくらいになったら完全雇用と言われるでしょうか。そこら辺についてのお考えはどうでしょうか。
○永原委員 ケインズの理論でいろいろ展開してきた経済政策ですけれども、完全犀川というのがこの六%成長の中で本当に達成できるだろうか。いま二・一%ぐらいの失業率というのが一体、どのくらいになったら完全雇用と言われるでしょうか。そこら辺についてのお考えはどうでしょうか。
いわんやわが国の実態にかんがみましたときに、特にわが国の雇用の実態というものは英国のような、完全犀川ではありませんで、潜在失業者を含めて、何百万という産業予備軍が予想されておるというときに、ただいたずらにオートメーションを急ぎ、設備の近代化を急ぐことは、生産の能率化は高まるかもしれないが、一方においては、働いておる者が働く職場を失ってくるという、そういう形における国民経済の大きなロスが起って参るわけです