1952-06-12 第13回国会 衆議院 本会議 第53号
武裝警官のこん棒によつて頭部を割られ、内出血で瀕死の近藤亘士君は、東京病院に運ばれ、激痛でほとんど意識を失つていたにかかわらず、また医師は絶対安靜の必要を告げて抗議したにかかわらず、二日午前二時から約三時間の間ゆり起し、かつてな尋問調書をとつて、腕をつかんで無理に捺印をさせておるのであります。近藤君はそのために、遂にむごたらしく死亡したのであります。
武裝警官のこん棒によつて頭部を割られ、内出血で瀕死の近藤亘士君は、東京病院に運ばれ、激痛でほとんど意識を失つていたにかかわらず、また医師は絶対安靜の必要を告げて抗議したにかかわらず、二日午前二時から約三時間の間ゆり起し、かつてな尋問調書をとつて、腕をつかんで無理に捺印をさせておるのであります。近藤君はそのために、遂にむごたらしく死亡したのであります。
医者が絶対に安靜を要求したこの重病患者に対して、—————————————————、夜中に長時間の尋問を強行し、そのために、遂に彼の生命は奪われだのであります。かかる警察官の暴状を知つておればこそ、国民大衆は警察に対し最大の憎しみを抱いておるのだ。だからこそ、当日警察側の負傷者に対して、大衆の力によつて、民間の病院はことごとぐその治療を拒否しておるではありませんか。
たとえば、胃潰瘍になつた場合に、刺激物を食べてはいけない、あるいは安靜にしなくてはいかぬということを教えると同時に、こういう薬をのまなければならぬということを医者は患者に教える義務がある。その義務を果すのは処方箋の公開である。診察して投薬の必要があると医者が認めた場合には、必ず処方箋を渡さなければならないということにならなければならない。
ところが、医者は科学的良心に照らして、科学者としてその良心に照らして、あなたを一週間の安靜を要するものと証明しておるわけです。併し、その打撲傷を受けた急所を全部書いておられるが、頭のことはちつとも書いておられない。而も、あなたが繃帶を巻いておられるということは、何か我我も、この間から強い印象を受けたのでありますが、看護婦等の経驗者が巻いたんでないということは、明らかに分つておるのです。
然るに同人はその診断を受けて一週間安靜していなくちやならんというにも拘わらず、四日の日は市内をうろついておつたらしいです。而も参議院に出頭するのは困るが少し延ばしたいと言つて放言しておつたらしいのですが、同人の行動と届出とは非常に食違つておりますから若しこれが事実とすれば出頭拒否に関するところの制裁もあることと存じますから一応明日この医者を、この点だけは簡單に訊問したいと思います。
それで 診断書 患者 小川友三 明治三七年四月二十九日生 病名 左肩部打撲症 治療 昭和二五年四月四日入院 附記 頭書の病名に依り此后約一週間の安靜を要するものと認めます というので、これに対しましてこの下についていますのは小川友三の署名のある文章でございます。
なおまた少年の保護鑑別には不適当な土地であつて、東海道線、市電、市バス等の交通機関の輻湊する喧騒な場所であるから、少年に安靜な精神的な影響を與える場所じやないということが理由になつておるのであります。そこで法務府がこういう駅前というようなところを選定なさつた何かの根拠があるか。
それに伴いまして、元来は軽症者が多かつた傷痍軍人療養所も重症者が多くなるという傾向を持つて参りまして、その二段目の表の、A・B・C・D・Eというところがございますが、これは安靜度を表にいたしておるのでありまして、Aの方は比較的軽症でありまして、Bの方は重症でありますが、CDというようなところが大部分を占めるところでございまして、而もEのところがずつと増加をして来ているというような状況ですが、その次には
○政府委員(齋藤三郎君) 例えて申上げますと、少年について或る期間、非常に絶対安靜にして置くというようなことが、本人の心身に安靜状態をもたらしまして、非常に資質なり、性格が良くなるということは、多年東京少年審判所の鑑別所でおやりになつているところでありまして、そういう治療的の意味合でなされる場合か多いのではないか。さように私厚生省の事務当局から聞いております。
診断書は平野さんは慢性胃腸炎というので四月三日から向後二ケ月間の安靜加養を要する、こういうのでございまして、診断書は四月三日のものであります。
終戰以來、わが國の治安は進駐軍の好意によつて漸次安靜を保ちつつありますことは、國民として感謝のほかありません。しかしながら、日々の新聞紙上にあるごとく、近時の犯罪は大規模かつ旅行的となりつつあるのであります。凶悪犯罪状況は次のごとくである。昭和二十一年、一万一千二百四十七件、昭和二十二年、一万二千三百三十二件、昭和二十三年より一月より五月までで七千六十件であります。
そのときに診断書が欲しいというので、どういう所へ出すのだと言うと、何でもない、ちよつと出頭すべき所があるのだけれども、出頭すると後で非常に痛くて苦しむからして、診断書を書いて呉れというわけで、それで向う十日間安靜療養を要するものと認めますという診断書を出しました。
○証人(坂口勇君) 八日のときには本人は参りませんで使いが参りまして、大変いいことにはいいのだけれども、まだ痛いから外出したり、動いたりすると後で非常に苦しむからして、もう少し休んで手術を受けたいから、その診断書を欲しいと言うから、どういう所へその診断書を出すのだと言つたらば、出頭すべき所があるからというので、その事情はよく分りませんでしたけれども、病氣があつて痛いのだから安靜していれば非常にいいのだからして
「病名、左乾性肋膜炎、附記、左胸痛高度微熱三七・八至食慾不振にして衰弱稍と高度なるに依り向う三ケ月間の絶対安靜加療を要す、右診断候也、順天堂医院医師中島紀行」というのです。臨床訊問しますか。ではこれは明日の理事会において決定しましよう。 —————————————
先生が心配するといけないから、安靜していなければだめですよ、心配しないでいなさいよとおつしやつておりました。
それは私は絶対安靜を命じておりましたから外出を禁止しておりましたが、從つて、したかしないかは、その点は私は正直なところ存じません。
安靜にしておれば熱も下るのだと言うて、実際は藥の中に解熱剤を若干投入いたしまして、安靜にした結果熱が下つたのだということで、そのあとの治療方法として、本人自身が安靜にすることが治療の効果をあげることもございます。そういうようなことを典型的な問題として考えております。
病名は前額部挫傷、「頭書の疾患により向後五日間の安靜を要するものと認む」、これは二十七日から約十日間の安靜加療を要するという重傷を、婦人の生命である美面に與えたのであります。なおそればかりではなく、山本かねという婦人も、逃げるところをやはり会社側工員に止められて、そうやつておりますと、うしろから髪の毛をひつぱつて、やはり警察官ががんとはたいて、同じ診断書のような重傷を與えておるのであります。
ただ療養所等における患者の立場という点から考えますときには、あくまでも一般の職員組合、労働組合などとは違いまして、療養を受ける人、殊に結核療養所の患者におきましては、多くの者が医者の指図に從つて安靜を守り、あるいはややよくなりましても指図に從つて作業に從事いたさなければならないのでありますから、さような立場にある患者といたしましては、療養所運営につきまして、もちろんいろいろな希望もあろうと思います。
こういう際におきまして一應安靜その他の療養を終えて、コロニー制度に着手することのできる、十分に作業することのできる患者は、はつきりとしたコロニー制度を確立していただくならば、そうした問題も解決するのであろうということを痛感させられましたので、当局においてもぜひひとつコロニー制度の確立に向つた御進行いただきたいと思います。
○證人(野崎陽之輔君) 甘やかしたというふうには考えておりませんが、ただ安靜にした方がいいということだけを考えておりました。