2019-11-07 第200回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
二〇一五年にノーベル賞を受賞をされました梶田先生は、ノーベル賞を取るような研究をするためにはやはり身分が安定している必要がある、若手研究者の安定的ポストの確保が最も重要だと、そのように述べられておられます。
二〇一五年にノーベル賞を受賞をされました梶田先生は、ノーベル賞を取るような研究をするためにはやはり身分が安定している必要がある、若手研究者の安定的ポストの確保が最も重要だと、そのように述べられておられます。
しかしながら、ポストドクター等を含めた若手研究者につきましては、平成十六年の国立大学の法人化以降、運営費交付金の削減の一方で、競争的資金、これがふえてきましたこと、さらに、同時期の教員の定年延長が法人化の時期と重なりまして、そういったことによりまして、若手教員の安定的ポストの減少、教員の高齢化などが顕著となっており、任期つき教員の割合が増加するなど、若手研究者の安定的な雇用環境の確保に課題が出てまいったことを
このため、平成二十六年度からは、国立大学改革強化推進補助金により、国立大学の若手教員の安定的ポストを確保するための支援をしています。 今後とも、各大学が人事・給与システム改革を進めていく中で、若手教員のポスト拡大を図る取組を支援するとともに、運営費交付金の確保に努めてまいります。
有為な若者が研究の道を志し、最先端の研究に安心して打ち込めるような安定的ポストの拡大や、多様な財源を活用した人件費システムの構築など、若手への支援の拡充に最優先で取り組むべきというふうに私は考えております。 これは、十年後、二十年後、三十年後の日本の未来を見据えたときの国益にかなう、国力、そして、このままでいったら世界の中で競争できないのではないかと思いますけれども、いかがですか。