2013-03-26 第183回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
ただ、経済の実態が改善し、物価安定期待というかインフレ期待が高まっていく過程の中で、名目の長期金利も平仄を合わせて上がっていくということであれば、経済全体にとって大きなマイナスになるということはないと思うんですが、他方で、例えば、金融システムの不安とか、あるいは財政の持続可能性に対する疑念とか、そういうものが起こりますと、ユーロ圏で起こっているように経済の実勢を離れて長期金利が上がってしまうということになってしまいますので
ただ、経済の実態が改善し、物価安定期待というかインフレ期待が高まっていく過程の中で、名目の長期金利も平仄を合わせて上がっていくということであれば、経済全体にとって大きなマイナスになるということはないと思うんですが、他方で、例えば、金融システムの不安とか、あるいは財政の持続可能性に対する疑念とか、そういうものが起こりますと、ユーロ圏で起こっているように経済の実勢を離れて長期金利が上がってしまうということになってしまいますので
一番問題になるのは、私たちとして関心があるのは、通貨制度の安定期待というものは円高に左右するという説と、それと同時に、一方ではドイツとフランスの経済格差がさらに拡大していくんじゃないか。そういったところからいわゆる通貨危機が再燃する危惧がある。そうなってくれば、今度円の不安定要素を強めていくんではないか。