2012-06-06 第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第15号
その意味では、この十三・五兆円はしっかり確保していくという思いの中で、ただ、もし万が一、この十三・五兆円の税収を下回った場合、では、機能充実分の二・七兆円、機能安定分の十・八兆円、これはどっちが優先されるんだと。
その意味では、この十三・五兆円はしっかり確保していくという思いの中で、ただ、もし万が一、この十三・五兆円の税収を下回った場合、では、機能充実分の二・七兆円、機能安定分の十・八兆円、これはどっちが優先されるんだと。
そのうち安定分が五百五十億。そして、その六百七十億のうちに農地が四百三十億あるわけですね。だから、農地が約七割を占めておるわけです。その中で、有資力で十億、無資力で一億七千万円程度の年々補償を払わなければならぬ。そうすると、復旧が早く進めば進むほど、十億の金が六億になり五億になり、払わなくてもいいことになる。
五千万円あったら不安定分全部片づくと思ってやっておった。ところがあにはからんや一億出てきた。こうなるともう話が進まないんです。これは神ならぬ身ですから……。安定、不安定を分けて、安定分は全部やって、不安定分だけをリザーヴしておったところが、不安定分が拡大してきた。これは浅所陥没くらいならいいけれども、広大な陥没が起こってくる場合があるわけです。そこでこういう場合に合理化事業団は金がないんですね。
そうすると、今度は安定分で打ち切りについてみますと、打ち切りのものが今度同一の炭鉱の中で非常にアン、バランスが出るのです。ある人は金がほしいために、早く打ち切ってもらいたいというので、非常に安く打ち切ります。ある人はがんばっておって、高い打ち切りの金をとるわけですり。こういうふうに同じ炭鉱の中で打ち切りにアンバランスが出てくる。今度は他の炭鉱の状態と比べてこれがまたアンバランスです。
○滝井委員 そうすると、その具体的な復旧方法なんですが、まず分けると、安定分と不安定分とあるわけです。不安定分については、たとえば井戸水が出ないとか、壁がまさに倒れんとしておるというようなものについては応急の復旧をやってもらわなければならぬわけですね。