1988-05-20 第112回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号
第八次石炭政策が決まって、この方針としましては、できるだけひとつ雪崩閉山にならないように、かつまた人員の確保の安定、出炭規模の安定、加えて地域社会を守る、こういう基本で今日まで政府も進めているわけでございますが、残念ながら四月二十七日に三井石炭鉱業から三井芦別炭鉱に二人に一人という大量の人員整理計画が提案されているわけでございます。
第八次石炭政策が決まって、この方針としましては、できるだけひとつ雪崩閉山にならないように、かつまた人員の確保の安定、出炭規模の安定、加えて地域社会を守る、こういう基本で今日まで政府も進めているわけでございますが、残念ながら四月二十七日に三井石炭鉱業から三井芦別炭鉱に二人に一人という大量の人員整理計画が提案されているわけでございます。
○斎藤(実)委員 次は、石炭の需要の確保をどうするかという問題についてお尋ねをいたしたいと思うのですが、安定出炭を確立したとしても、需要の確保が図られなければ石炭鉱業の安定ということはあり得ないわけでございまして、内外炭の価格差がトン当たり八千円から一万円以上も開いている現状では、国内における石炭需要増にもかかわらず、国内炭の引き取り量は出炭量の減少もありまして漸減するだろうと思っているのです。
このようなことから、いま申し上げました保安の確保と長期的な安定出炭の確保をいかにして達成するかということが技術面立案の大前提であります。今回、検討委員会の検討結果として答申いたしました開発計画は、骨格構造にいたしましても、採炭計画、出炭規模その他すべてこの大前提にのっとって検討に検討を重ねた結論でございまして、業界といたしましては、これが最終的なものと考えております。
本計画は、保安の確保と長期安定出炭を開発計画の前提として、新しい骨格構造の展開による対偶式通気の確立とパネル採掘の実現を図っておりまして、現段階の技術としては適当なものと考えております。 次に、埋蔵炭量について申し上げます。 地質的には地層の褶曲地帯でありまして、炭層の厚さにも非常に変化がございます。かつ、すでに採掘された区域の状況から見ましても断層も数多く存在することが想定されます。
現在、幌内社は安定出炭確保と収支改善のための合理化対策を鋭意検討中でございまして、現在これを踏まえた経営計画の策定を行っている段階と私、承知しているわけでございます。通産省といたしましては、今後会社の実効性ある再建計画の作成を待ちまして適切に対処をしたい、かように考えている次第でございます。
北海道炭礦汽船株式会社夕張新炭鉱が事故を起こして、再建に向けていま努力が払われておるのでございますが、この二千万トン体制の中で、巷間伝わるようないろいろな問題点、もちろん更生開始を決定しなければならない、そういう問題も実はあるわけでございますが、そういう経過を見なければ意見を述べられないと言われればそうかもしれませんが、将来の石炭の安定出炭というような問題等もいろいろ考えながら、それから、夕張新炭鉱
それはあくまで短期的な経済メカニズムということではなくて、かなり長期のタームで考えた上での維持ということで、たとえ海外一般炭が下がろうが、価格格差が拡大しようが、それによって変動してやむを得ず縮小するという方向ではなくて、長期にわたって二千万トンないしそれ以上を安定出炭するという方向が必要ではないかと考える。
また、石炭鉱山における坑内骨格構造の整備拡充は、保安を確保しつつ長期安定出炭を図っていく上できわめて重要であります。坑内骨格構造整備拡充事業費補助金につきましては、深部化に伴う工事単価の増高を考慮し、前年度に引き続き補助金の限度額のアップを図るとともに、所要工事量に対応し、約百四億円の予算を計上しております。
また炭層の賦存状況を把握し、安定出炭を図るためには、掘進の強化が必要であり、そのために掘進補助金の大幅な増額が必要かと考えます。もちろん労働力の確保と保安対策の強化が前提であることは申すまでもございません。 第二に、需要の確保並びに拡大についてであります。
石炭鉱山における坑内骨格構造の整備拡充は、保安を確保しつつ長期安定出炭を図っていく上できわめて重要であります。坑内骨格構造整備拡充事業費補助金につきましては、深部化に伴う工事単価の増高を考慮し、従来据え置かれていた補助金の限度額のアップを図るとともに、所要工事量に対応して九十億三千五百万円の予算を計上しております。
一、深部移行に伴い、保安及び安定出炭の確保のため、骨格坑道の整備対策を更に推進し、深部開発技術と保安機器の研究開発を充実すること。 一、重大災害の撲滅と頻発災害を防止するため、保安管理機構と安全確認機構の充実並びに保安教育の強化による自主保安体制の確立を図ること。 一、産炭地域振興対策、鉱害復旧対策及び炭鉱離職者対策を引続き強力に推進すること。右決議する。 以上であります。
現在、五千トンまでいかないにせよ、どの程度まで安定出炭ができるか、また、そのためにどのような対応をしていくかということにつきまして、労使相互で協議をしておる、かように見ておるわけでございます。
石炭鉱山における抗内骨格構造の整備拡充は、保安を確保しつつ長期安定出炭を図っていく上できわめて重要であり、八十億六百万円を計上しております。
すなわち、これはくれと言うのではなくて、現行助成対策に加うるに長期低利融資をしてもらうことが今後の既存炭鉱での二千万トン体制を維持することでございますし、さらにまた今後の安定出炭にもつながる、このように考えております。
しかも、安定出炭ということになりますと、その炭量確認は欠かすことができないと思うのです。そういたしますと、片一方には借金が重なると肩がわり。炭鉱は肩がわりで放漫経営をやっておる、何でも赤字がふえると肩がわりをしてくれるのではないか、だから炭鉱は放漫経営なんだというような見方が、炭鉱を知らない人の間には出てくるのではないか、また現に聞いたこともございます。
石炭鉱山における坑内骨格構造の整備拡充は、保安を確保しつつ長期安定出炭を図っていく上にきわめて重要であり、七十七億五千六百万円を計上した次第でございます。 次に、石炭鉱業合理化事業団への出資金でございます。
石炭鉱山における坑内骨格構造の整備拡充は、保安を確保しつつ長期安定出炭を図っていく上にきわめて重要であり、保安坑道をも対象に加え、前年度に比し六億一千万円の増額を図っております。このほか本件項目には、前年度から引き続き国内炭開発可能性調査委託費を計上いたしております。 次に、石炭鉱業合理化事業団への出資金でございます。
石炭鉱山における坑内骨格構造の整備拡充は、保安を確保しつつ長期安定出炭を図っていく上にきわめて重要であり、五十年度におきましては、本補助金の限度額を引き上げること等により前年度に比し十三億九千五百万円の増額を図っております。このほか、本件項目には、五十年度の新規科目といたしまして、国内炭開発可能性調査委託費が含まれております。
石炭鉱山における坑内骨格構造の整備拡充は、保安を確保しつつ長期安定出炭をはかっていく上にきわめて重要であり、今回の石炭鉱業審議会の中間報告でも、本補助金の充実が要請されているところでございます。このため、四十九年度におきましては、本補助金の限度額を引き上げること等により前年度に比し四億九千二百万円の増額をはかっております。
○横川正市君 そうすると、二千万トンの一つの安定出炭量というものをきめた場合には、鉄鋼とか電力はどの程度必要とし、どの程度需要をまかなってもらうというふうに要請されるわけですか。それとも要請される場合にはどういう政策助成を考えておられるか。
○莊政府委員 先ほども申し上げましたとおり、二千万トンを下らない安定出炭体制というものを固める、そのための総合対策ということが石炭審議会のこれからのきわめて大きな役目になってきておるわけでございまして、これから審議が本格的に始まるわけでございます。