1988-02-22 第112回国会 衆議院 予算委員会 第10号
しかし、総合安全保障閣僚会議があり、総合安全保障を論ずる事務局があり、総合安全保障対策があって、総合安全保障経費がない。そんなことはとてもじゃないけれどもそれはもうナンセンスであります。だから私は、そういうものを見積もった上での我が国の総合安全保障経費は何ぼであると、これは諸外国にやはりちゃんと説明するときは説明すべきだと思うのです。
しかし、総合安全保障閣僚会議があり、総合安全保障を論ずる事務局があり、総合安全保障対策があって、総合安全保障経費がない。そんなことはとてもじゃないけれどもそれはもうナンセンスであります。だから私は、そういうものを見積もった上での我が国の総合安全保障経費は何ぼであると、これは諸外国にやはりちゃんと説明するときは説明すべきだと思うのです。
さらに続けて「我が国の場合、経済協力は広い意味の経済的安全保障経費とも、観念することができる。」こういうふうに書かれてあるわけでありますが、この「経済協力は広い意味の経済的安全保障経費」の文面について、私はこれまた非常に疑問を持つわけであります。なるほど「基本戦略」はこれによって裏づけをされておるんだというふうにも理解をするわけなんですけれども、いかがでございますか。
○小島政府委員 当時といたしましてはこの金が繰り越しがきかない状況にありまして、それが最後になって大蔵省も認めて、安全保障経費として一部出すということでございます。
すなわち、今回の予算に現われました防衛費六百五十億を初めといたしまして安全保障経費その他千六百億以上に上る経費は、明らかに軍隊的性格に供せられるものでありまして、これはまさに仮面をかぶつた軍隊の誕生といわなければならぬと思うのであります。