1998-01-16 第142回国会 衆議院 予算委員会 第3号
これ以上アジア通貨の切り下げ、切り下げ競争といいましょうか、切り下げによって、安値輸出競争みたいなものが始まりますと、これはまさに大恐慌の前のような状況になってくるわけでありまして、これを阻止するというのは、これは世界的にいっても、また総理御自身の御認識からいっても、断じて許すことはできないというふうに思います。これ以上のマイナスの連鎖は防がなければならないわけであります。
これ以上アジア通貨の切り下げ、切り下げ競争といいましょうか、切り下げによって、安値輸出競争みたいなものが始まりますと、これはまさに大恐慌の前のような状況になってくるわけでありまして、これを阻止するというのは、これは世界的にいっても、また総理御自身の御認識からいっても、断じて許すことはできないというふうに思います。これ以上のマイナスの連鎖は防がなければならないわけであります。
今回はたまたま高値輸出の問題が生じたわけですけれども、安値輸出の場合はまた増ということが出てくると思いますが、その場合は当然地方税におきましてもその増の更正決定に従いまして更正決定されるべきものだと、そういう意味で、この制度そのものはやはり同一の立場に立って処理されるべきものだというふうに私どもも考えております。
○米沢委員 さて、そこで、一連の日本あるいはECをねらった農業産品に関する相互主義法案の行方を聞きたいのでございますが、新聞報道等によりますと、たとえばECが農産物輸出に補助金を出し安値輸出をしているため、アメリカは第三国市場で打撃を受けているとECを非難してきたアメリカが、ついにエジプト向け小麦粉輸出に政府補助を与えて、ECの得意先に突撃した。
これからますます価格はよくなってくるというふうに考えておりますので、いわゆる安値輸出というものはなくなってくる、このように理解しております。
そして実際上は、業界の内部から末端までずっと見ていくと、必ずしも、賃金なんかにいたしましても、下請、あるいはパートなんかの問題を考えてみますと、必ずしも正当な賃金が払われておるかどうかということになりますと、この辺も私は一つの安値輸出への根源というものは断ち切れていないと思うんですよ。
○塩出啓典君 双眼鏡の北米の輸出に関しまして、一九六六年にこれは非常に日本側に発生した輸出価格の値くずれによる安値輸出が六七年にも継続して、流通機構が非常に混乱した。そういうようなことが書いてあるのでございますが、これを見ますと、非常に日本は生産過剰で、非常に安値輸出したために、アメリカ全体としても輸入数量はふえたけれども、金額は非常に減った。
第一次計画を四十二肥料年度に完成いたしたのでございますが、その後、先生御承知のニトレックス等の欧州の国際的なカルテルが中共に安値輸出をいたしました。
その点は、先ほど大臣がおっしゃいましたが、安値輸出をして向こうの市場を撹乱しているのか、あるいは先方の需給が、何かの形で先方のメーカーが発展をしまして、適当なものがつくれて、代用品的に伸びているのか、あるいは台湾とか、そのほかの後進国が低賃金にものをいわせて押し出してきているのか、いずれも可能性があるように思います。したがって、値段が下がったそこの原因を、まず正確に突きとめねばならぬと思います。
そこで、たとえば、日本生糸の輸出不振の原因となっているものの一つは中共生糸の安値輸出があるからなのだ、そういう点から考えられるのだ、こういうことでありますが、事業団の設立によって糸価の変動を小幅にとどめるというだけでは輸出の回復をはかることは非常に困難ではないかと考えます。その辺についてのお考えはいかがでございましょう。
毛製品につきましては、最近安値輸出というような非難を買った事例はほとんどございません。これは、一つには、重要市場に対しまして数量規制その他の規制関係がございまして、非常に行儀よく取引が安定しておる。それがためにそういった問題が起こらないというのが現状でございます。
従いまして、われわれから申すますならば、輸出に関する限りは、やはりある程度まで政府の統制か何かでやらなければ、現在は独禁法によって業者の共同行為ということは認められていないわけでございますので、従いまして、われわれといたしましては、一九五二年にバクストンで世界綿業会議がございまして、帰りまして、こういうことだったら、日本は今後どんどん紡機がふえて、過当競争が起こって、そうして結局は安値輸出のために海外市場
○熊谷説明員 まず指導価格は弾力的に運用するといいながら、それが実際そうなっていないじゃないかという御質問の点でございますが、これは先ほど申し上げましたように、チェック・プライスを指導価格に切りかえた趣旨がそこにございますので、私どもといたしましては、どうしてもこの価格でないと取引ができない、しかも、はっきりした理由がありましてすべてが安値輸出のような悪影響を及ぼさないというケースにつきましては、認
今輸出の話がすでに出て参りましたが、今度の輸出関係における改正は、お話の通り輸出品の国内の生産業者の協定に対するアウトサイダーの規制を可能にする道を設けるということが、主たる改正内容でありますが、この程度の改正で、つまり、これまでのような輸出振興カルテルの構想をやめてしまって、輸出品の生産業者の協定についてのアウトサイダー規制命令の設定程度で、輸出の振興なりあるいは日本の安値輸出、あるいは洪水輸出に
特に先進諸国に対しましては、いろいろわが国が輸入面で差別待遇を受けておりますので、そういう差別待遇の撤廃、また、中小企業等につきまして、安値輸出というようなことをできるだけしないようにするという市場対策が今後必要である。同時に、後進国に対しては経済協力を進めまして、これによりましてやはり輸出を拡大していくということの必要性を強調しておるわけでございます。
それから、業界に与えました影響でございますが、この法律制定当時におきましては、たとえば対米輸出につきまして、一ドル・ブラウスとかいろいろの安値輸出という問題がありまして、従いまして、それらを輸出の窓口において規制するのみならず、どうしても生産の段階から安定しなければならなかったという関係がございます。
これにつきましては先ほどから申しましたように、いろいろ障害はありますが、具体的にはとにかく日本のいわゆる安値輸出というものに対して非常な恐怖心が向こうにあるわけでありまして、これをなくすことが第一であります。これにはいろいろ手段も考えておるわけでございます。
これは何と申しましても英本国が動かないとなかなか動かないわけでございますが、英本国の三十五条適用のおもな理由は、要するに日本品の安値輸出ということに対して向うの業界に非常に反対が強いということにあるわけでございます。
この輸出の振興策でありますが、繊維品の輸出については、とかく競争の激化のため、品質の低下あるいは安値輸出の問題を惹起することにもなるので、輸出入取引法に基きまして、輸出組合において組合員の遵守すべき事項を定める規約を設定し、あるいは業者協定を締結して、品質の改善、輸出価格の安定をはかって参っております。また、原料を輸入に仰ぐ綿と毛には、製品の輸出に対して原料のリンク制も実施されております。
輸出承認制をとる一つの理由でありましたプライス・チエツキングはもはや有名無実となっておるので、これを廃止すべきであるとの意向が一部にあったようでありますが、先ほど来述べて参りましたように、繊維品等は最も過当競争の激しい商品でありまして、その安値輸出防止の必要性が今日ほど大なる時はないのであります。
第三に、輸出の過当競争に伴う安値輸出が行われる結果、輸出価格の維持安定をはかることができないのみならず、生産業者または販売業者の経営の安定も阻害されるため、これに対処して輸出業者と生産業者または販売業者との中間に共同の買い取りまたは販売機関が設立されている場合に、特に必要があると認めるときは、この機関を法律上の一元的な買い取りまたは販売機関とし、その業務の公正を確保するため所要の監督を行うことといたしました