1982-10-12 第96回国会 衆議院 決算委員会 第10号
○窪田説明員 総合安保予算のはっきりした定義はないわけでございますが、国際協力、科学技術、エネルギー、そういったものはいずれもこれからの日本にとって重要なものだと思いますけれども、いまの財政事情から申しましてどれが特別ということではなかなかうまくまいりませんので、やはりそこは重点的なものとそうでないものとの区別は必要かと思いますが、しかし特別扱いということはなしにやってまいりたいと考えております。
○窪田説明員 総合安保予算のはっきりした定義はないわけでございますが、国際協力、科学技術、エネルギー、そういったものはいずれもこれからの日本にとって重要なものだと思いますけれども、いまの財政事情から申しましてどれが特別ということではなかなかうまくまいりませんので、やはりそこは重点的なものとそうでないものとの区別は必要かと思いますが、しかし特別扱いということはなしにやってまいりたいと考えております。
さらに、総合安保予算全体を低く抑えていこうという方針を持っていらっしゃるかどうか。総合安保予算と言えば各省庁に非常に関連をします。関連をしますけれども、要は、大蔵としてはすべてを抑えていきたいという考えを持っていらっしゃるのかどうか。
昭和四十四年度の国の予算の審議にあたりまして、わが日本社会党は、昭和四十四年度予算は、従来以上に大企業と資産所得者を優遇して、資本の集中蓄積を推進する一方、消費者物価の上昇、格差と不公平の拡大、交通事故、公害の激化などにより、勤労国民の生活を圧迫する国民不在のインフレ予算であり、また、自衛隊の拡充、警察機動隊の増強など、七〇年に備える反動的な安保予算であるという認識に立ちまして、物価の抑制、生命と健康
あたかも七十年安保を控えて、安保予算といわれるゆえんであります。その反対に、物価対策費、社会保障費、中小企業対策費等の大衆福祉関係予算は冷遇されており、国民不在の予算といわざるを得ないのであります。 このような国民不在の政府予算案の撤回を要求し、国民生活の安定向上を基盤とした、わが国経済の発展と大衆福祉の実現を目ざすわが党提案の予算組みかえ案に賛成されんことを強く要求するものであります。
第五の問題は、この予算が自衛隊増強、警察機動隊拡充の安保予算であることであります。 政府は、財政硬直化を理由として総合予算主義を唱え、国民の要望を押えながら、防衛費に対しては一機二十億円のF4Eファントム購入をはじめ、膨大な軍備増強をはかり、昭和四十五年以降の財政支出を義務づける継続費並びに国庫債務負担行為は実に二千七百三十五億円に及ぶのであります。
(拍手) 論より証拠、昭和四十四年度予算案は、佐藤内閣の大企業、資産所得者中心の経済矛盾を一そう激化させ、重税と物価高を推し進め、国民生活圧迫、人間不在のインフレ予算となっており、しかもその上に、七〇年に備える安保予算の本質を露骨に示しておるのであります。
これでは、七〇年対策の安保予算といわざるを得ないのであります。 さて、最近の軍事兵器の異常な発達は、わが国においても軍備拡張へとかり立てる傾向にあります。すなわち、次期主力戦闘機F4Eファントム等の国産化がこれに当たるわけでありますが、これは平和憲法を持ち、世界に先がけて軍備拡張の危険除去に努力すべき立場にあるわが国にとっては、時代に逆行する政策といわねばなりません。
四十四年度予算案が露骨な安保予算であることは、きわめて明白といわざるを得ないのであります。(拍手) また、佐藤総理は、政治資金規正法を握りつぶしました。国民の期待を裏切ったばかりか、一そう財閥と密着して金権政治を推し進めています。一部圧力団体に迎合するのみで、国民との対話を怠り、民心は議会政治から遊離しつつあります。まさに、佐藤総理は議会制民主主義の墓掘り人になろうとしているのであります。
そこで私は、今度の四十四年度の予算の性格についていろいろな角度から申し上げたいのでありますが、また同僚議員の人たちもまだいろいろな点について質問をするだろうと思いますので、私は、ただ、もう一つの性格であるこの予算の、いわゆる安保予算と私どもは言っておりますが、防衛力、自衛隊あるいは警察力、いわゆる治安、防衛の部分について相当な増額がなされ、配慮がなされておる、そういう性格を一つ持っておると思うのであります
ことにその一部がいまの安保予算の中にもある、防衛費の中にもあるということを一言指摘を申し上げたわけですが、私ちょっとわからないのは、財政法上は継続費というものもある、一方では国庫債務負担行為というものがある。一体どのように違うのですか。防衛庁の予算を見ると、大部分継続費は艦船であります。船であります。ところが、国庫債務負担行為のほうにも船がないわけじゃない。
私は、新しい安保体制を前提として編成されました新安保予算とも称すべき三十五年度予算案の性格を明らかにするために、岸総理大臣を初め関係大臣に質問をいたしたいと思います。これから、私たち社会党の委員は、この予算案の性格を具体的に徹底的に究明して、こうした性格の予算案がいかに日本の平和と民主主義と国民生活の安定向上に反するものであるかということを、質問の前に明らかにしていきたいと思うわけであります。