1984-07-20 第101回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
今回私どもも、宇都地区のビワ園、それから福山地区のミカン園の被害状況を視察いたしましたが、ビワの成育状況は他の地域の半分程度しか育っておりません。それらひ弱な樹体や葉に黒い灰が付着して品質の低下をもたらし、大きな被害をこうむったとのことであります。
今回私どもも、宇都地区のビワ園、それから福山地区のミカン園の被害状況を視察いたしましたが、ビワの成育状況は他の地域の半分程度しか育っておりません。それらひ弱な樹体や葉に黒い灰が付着して品質の低下をもたらし、大きな被害をこうむったとのことであります。
宇都地区のビワ栽培面積は二十ヘクタールありまして、六月四日から五日にかけての火山性ガスと小雨まじりのどか灰によりほとんど壊滅状態でありました。 次いで、金床川において治山事業及び砂防事業について視察いたしました。治山事業につきましては、昭和五十一年度から民有林についてこれを国の直轄事業として鹿児喝営林署が実施しております。
また、住民の健康管理については適切な健康診断が必要であることは当然であり、特に宇都地区で林業労働者の森林の下枝落としを行っている姿は、きわめて厳しい状況にあると言えます。降灰により健康を阻害されやすい、特に林業労働者等の屋外労働者に対しては、より精密な健康管理対策が必要であると痛感をいたします。 以上、調査の概要を申し上げましたが、最後に一言所見を申し述べておきます。