1954-04-28 第19回国会 参議院 文部委員会 第31号
そこで私はもう一つ尋ねて行きたいのですが、日教組の宇治山田大会における運動方針即ち平和教育を推進するという運動方針が、あたかも偏向教育の原因となつておるがごとき、又偏向教育の事例のごとく、あなたはこれまでずつと言つてきていると思うのですが、これはどういう根拠によつてあなたはおつしやつておられるのですか。
そこで私はもう一つ尋ねて行きたいのですが、日教組の宇治山田大会における運動方針即ち平和教育を推進するという運動方針が、あたかも偏向教育の原因となつておるがごとき、又偏向教育の事例のごとく、あなたはこれまでずつと言つてきていると思うのですが、これはどういう根拠によつてあなたはおつしやつておられるのですか。
なぜそういうふうにお前は思うかと申されるならば、昨年の何月か、宇治山田大会に提出せられた議案を御覧になればよくおわかりになると思います。政治的団体に変貌しつつあるというくらいの表現が不当であるとは私はどうしても考えられません。
重ねて申上げますが、日教組は調査団を派遣せられ、或いは宇治山田大会の名において抗議文を出され、又他府県の県教組からも同様な抗議が行われました。私の通牒の撤回を要求せられたのであります。
新潟大会、宇治山田大会、甲府の会議、こういうものの宣言書を見ても、共産党のにおいの強いいろいろの文句がありますが、最後に吉田反動内閣打倒はまだよろしいにしても、民主政権樹立というような言葉が書かれておる。これが共産党のスローガンである民主人民政権の樹立とは誰いておりませんけれども、しかしこれは明らかに労働者独裁を主張するところのいわゆる民主人民政権樹立であると私どもは解釈いたします。