2017-03-13 第193回国会 参議院 予算委員会 第11号
時代は変わり、NASAが、宇宙望遠鏡が二〇一五年、新たに地球に似た惑星ケプラー452bというのを発見しました。生命の存在の可能性が高いと言われていますが、その辺について、日本の政府、どこまで研究を進めているのか、お教えください。
時代は変わり、NASAが、宇宙望遠鏡が二〇一五年、新たに地球に似た惑星ケプラー452bというのを発見しました。生命の存在の可能性が高いと言われていますが、その辺について、日本の政府、どこまで研究を進めているのか、お教えください。
米国航空宇宙局、NASAにおきましては、太陽系外の惑星探査を主目的としたケプラー宇宙望遠鏡を開発するなど、主に高性能な宇宙望遠鏡の開発や観測を通じまして生命存在の可能性が示唆されるような惑星探査に関する研究を推進しております。 これによりまして、二〇一五年にはケプラー452bを、今年の二月には恒星トラピスト1の周りに七つの惑星をそれぞれ発見しております。
宇宙というのは、ハッブル宇宙望遠鏡で撮られた神秘的な映像に多くの人が魅せられています。木星や火星探査での新発見に心が躍り、小惑星探査機「はやぶさ」の劇的な帰還に多くの人が拍手を送りました。 こうした宇宙をめぐる話題には夢とロマンがかき立てられます。しかし、それらは宇宙開発の一面でしかありません。そうした華やかな話題の裏で進行しているのが宇宙の軍事利用です。
左がハッブル宇宙望遠鏡の写真、右側がCARMAという従来型の電波望遠鏡の写真。違いは本当に一目瞭然だと思います。中心部が太陽系でいうと太陽なんです。その周りに円盤状に暗い溝ができていますね、これが星間ガスが惑星に取られて暗くなっていると。なので、これは惑星ができている証拠だという写真なわけなんです。この写真はALMAが世界で初めて撮影に成功をしました。
まだ本格的な共同観測を開始して間もないところでございますが、生まれたての微小天体集団の発見、あるいは、宇宙の銀河全体の明るさの九〇%をとらえるということで、それまでの八〇%をとらえていたハッブル宇宙望遠鏡を超える成果を上げております。そして、宇宙の構造、銀河の進化を解明する手がかりを得ますなど、数多くの成果を上げているところでございまして、国内外から高い評価を受けていると認識しております。