2012-03-16 第180回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
談話では、強盛国家建設を急いでいる、我が軍隊と人民を鼓舞し、我が国の平和的宇宙利用技術を新たな段階に引き上げる重要な機会だと強調しておりますけれども、こういった思惑も含めて、これについて断固たる対応をして、外交的に制止をする必要があろうかと思いますが、改めまして大臣の正式な御回答をお願いしたいと思います。
談話では、強盛国家建設を急いでいる、我が軍隊と人民を鼓舞し、我が国の平和的宇宙利用技術を新たな段階に引き上げる重要な機会だと強調しておりますけれども、こういった思惑も含めて、これについて断固たる対応をして、外交的に制止をする必要があろうかと思いますが、改めまして大臣の正式な御回答をお願いしたいと思います。
民生用の宇宙利用技術に防衛機密をカバーさせることを一部の人たちが議論しているとも聞こえておりますが、これを容認すれば、民生部門を防衛部門がコントロールしてしまうことが可能になりますし、民生用予算の中に防衛関連予算を入り込ませることが可能な仕組みになってしまいます。
今回の機構の設置は、その目的の一つといたしまして、通信衛星、放送衛星に関する技術を一元化することによって、宇宙利用の効率的推進を図ろうとするものでございまして、機構の設立当初におきましては、関係機関の技術力を結集する観点から、必要な職員を関係機関から機構に派遣をするというようなことになろうかと考えますけれども、将来におきましては、宇宙利用技術の分野が時代の最先端を行く将来性のある職場でございます。
次に、現段階におきます開発の重要な目標といたしまして、同じく同審議会が三十九年の二月に答申を出しておりますが、その中に述べておりますところの六項目、人工衛星の開発政策、気象等実用化ロケットの早期開発、ロケット能力の涵養、他国の衛星による宇宙利用技術の開発、観測ロケットによる宇宙科学の研究、並びに各種観測計器機器等の開発、以上が六重点開発項目でございます。
そこでその六項目と申し上げますのは、ちょっとこまかくなりますが、たとえば人工衛星の開発製作、気象等実用ロケットの早期開発、 ロケット能力の涵養、他国の衛星による宇宙利用技術の開発、観測ロケットによる宇宙科学研究、それから各種の計測装置の開発というようなものでございまして、ここらを中心に重点を置くことによって、まず宇宙の実用化が直接国民の福祉または経済の発展に寄与するようにするという点、それからまた、