1959-12-01 第33回国会 参議院 内閣委員会 第6号
月ロケット、ことに宇宙ステーションの出現ということは、世界のどこからでも思うところに正確に爆弾を落とすことができる、核攻撃ができるということを証明するのです。それで若干数字を申し上げますが、IRBM、これはすでに実用段階に入っておりますが、これを用いるとウラジオ新潟間一分十三秒、樺太の真岡から札幌までは五十八秒です。モスコー東京間で二十二分、沖縄と重慶間では六分、私の計算では。
月ロケット、ことに宇宙ステーションの出現ということは、世界のどこからでも思うところに正確に爆弾を落とすことができる、核攻撃ができるということを証明するのです。それで若干数字を申し上げますが、IRBM、これはすでに実用段階に入っておりますが、これを用いるとウラジオ新潟間一分十三秒、樺太の真岡から札幌までは五十八秒です。モスコー東京間で二十二分、沖縄と重慶間では六分、私の計算では。
○国務大臣(岸信介君) ICBMやIRBMは、御承知の通りこれは直接に軍備の方にこれが用いられるということにはっきりなっておりますので、ただ、月ロケットやあるいは宇宙ステーションの問題は、これが直ちに軍事に直接のなには持たないわけでありますけれども、しかし、とにかく非常な科学の発達によって、いろいろな破壊力を持ったところの砲弾その他の原子爆弾というようなものを運ぶ手段として、従来のなにはこれでもって
IRBM、ICBMの出現、月ロケット、宇宙ステーションの出現は、軍事的にどういう意味を持つとあなたお考えになっておられますか。
人間労働の巨大な蓄積が、今や人類の生活圏の宇宙空間への拡大を可能ならしめる生産力の発展を生み出し、人間の自然征服とその自由な発展の未来に限りない展望を開いている。労働者階級の解放運動の発展が、広大な社会主義国を作り出し、人間の人間による搾取と、貧困と屈辱との地上からの一掃の時を日一日と近づけりている。」
この歴史の偉大なる時代は、同時に、平和共存の時代とも、宇宙世紀の時代とも、人類平和の夜明け前ともいわれておるのでございます。すでに、全世界の軍備全廃案すら、国連加盟八十数ヵ国の賛成を得まして、審議の日程に上らんとしつつあるのでございます。かかるときの人類の最高の原理、外交の最高の原理は、平和と理性でありましょう。
この発言に対しましては世界の良識ある世論も、そのフルシチョフの言葉に含まれておるところの誠意そのもの、人工衛星、宇宙世紀時代のあけぼのが来つつある、その何物かをみな感じ取っておるような今の状況でございます。こういうときに、今新日本憲法というものを振り返ってみますると、当然この先駆的憲法には宣戦布告の文章がありません。講和についての規定もないわけです。
また弾道弾が異常に発達し、月ロケットが発射されたり、宇宙ステーションが月の裏側を回って地球の方に帰って来たりする、こういう情勢の中で戦闘機を購入することは、全く無益であるばかりでなく、むしろ有害だと断定せざるを得ません。
○森本委員 私の質問に対して考えていかなければならない、あるいは考慮していかなければならない、今、直ちに答弁ができないということについては、私は事の重大性からいたしましても当然だと思うわけでありますが、ただ行政管理庁長官は副総理という地位にもおられますし、そこで今私が言いましたように、電波というものは普通宇宙ロケットなんかについては全然関係がないというふうにお考えですが、これなんかもすべて電波がその
だから私ここでもう一度確かめたいことは、あなたは、この機種をどれにするかという議論をする前に、科学技術の進歩した宇宙時代に、月ロケットの成功、月の裏側を写真にとられ錢ような時代に、好んで有人機をどうするかこうするかという国民批判の的になっているこの機種決定を、なぜ急がなければならなかったのか、この点をお答えを願いたい。
それからロケット観測経費でございますが、国際観測年は終わりましたけれども、なお宇宙科学の進展に伴いまして日本の国としてもこの面の研究を進める必要が出て参っております。これは結論として大学の研究機関で進めることが適当だということになりまして、明年度五億六千万、これは東大の生産技術研究所の経費として要求いたしております。
条約期限の十年、自民党で問題になっておりますが、これは、この間日本は防衛の努力をせよということで、宇宙時代にまことにのんきな話であります。 改正条約は、以上のごとき危険あるいは欠陥をはらんでいるばかりでなく、かえって国の安全を危うくするものであります。現行憲法下では、再軍備はもちろん、かかる相互防衛条約を結ぶことはできません。われわれは日本の独立と平和のために断じて反対であります。
宇宙時代といわれる今日、何たることかと言わなければなりません。また尊い人命救助の機材についてもほとんど備えてありません。暴風雨の中で夜間作業に備える照明具はもとより、舟艇、いかだなどの設備も全然ないのであります。このことは人命尊重という第一義を無視したものであり、人命軽視のそしりは免れません。国民の生命財産を保護するという根本的な配慮がないのであります。御所見を伺います。
ましてや月ロケット、それから宇宙ステーションというものが逐次成功しつつありますが、このことはもう地球上のいかなる地点にも、核攻撃が正確に自由自在にできるということを立証するものだと思う。こういう情勢下に、私はサイドワインダーを三十三年、三十四年の事業計画に沿って国内に持ち込むということは了解いたしかねます。
これはむしろ、締結する情勢は熟してない、むしろ中止すべきだということに、私は、社会党という立場じゃなく、宇宙の客観情勢から見て賛成だと、こう考えておりますが、いかがですか。
○国務大臣(藤山愛一郎君) どうも宇宙の客観情勢からか何かで見ることは私もむずかしいと思いますけれども、少くも現在の、現実の事態の上から考えまして、御承知の通りこの交渉というものは、数年前から自由民主党としても、政府の方針として重光外務大臣以来、アメリカに対して日本の要望を伝えておったわけであります。
先ほどの理事会で協議いたしました結果、原子力施設周辺整備に関する小委員会、研究に関する税制改善小委員会、宇宙科学技術研究開発に関する小委員会の三小委員会を設置して調査を進めることに決定いたしましたが、以上の小委員会を設置するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
科学技術庁といたしましては、宇宙科学技術の開発は純粋に平和の目的に限りまして、その点はよく注意をして進みたいと思います。特に対空高速ロケットとか、あるいはいろいろな電波関係、あるいはエレクトロニクス関係等の発展につきましても、平和利用のためにこれが貢献するようにわれわれは努力をして参りたいと思っております。
この宇宙世紀の大会談ともいわれる、これによって人類がノアの箱船のようないや果てから救われるか救われないかという方向がきまるであろうとまで国際政治家が論及しておるこの大きな問題を前に控えまして、私は、安保条約の審議その他日本の外交政策につきましてこまかなことを今後きめて参りますについては、十二月までもう少し様子を見たらどうであろうかと存じておりますが、外務大臣のこれについての御所見を伺いたい。
それから、今おっしゃいました宇宙科学振興計画ということでございますが、これについて、あのとき中曽根長官の御発表の中に、このことについてアメリカとも技術提携をやるということについて外務省をして交渉を始めさせるのだというようなあなたの談話が発表されたのであります。これは事実その後の経過はどういうにとになっておりますか。
それから、宇宙科学の問題は、日本の現在のいろいろな態勢を見ますと、ほとんどゼロという状態であります。ところが、最近の外国における動向を見ますと、非常なる進歩と、国家の力の入れ工合というものが顕著になっておるのでございます。そうして、世界の学界におきましてはコスパルというものがありますが、コスパルもなかなか問題があるようであります。
そこで、この宇宙科学振興ということが原子力基本法の第二条の精神をやはり精神として進められるということについては、私どもは異議はございません。ぜひそうあっていただきたいと思います。その際、私どもは新聞情報でも見ておりますが、この人工衛星、人工惑星という宇宙時代に関しての科学技術は、アメリカ、ソビエトは見たりがたく、弟たりがたしだと私は思う。
もうちょっと具体的に言うと、宇宙観測年というのをきめて、臨時的なある一定期間観測するという方針で出発した。それが恒久的な計画で進んでいるのじゃないかというふうに思うのです。そうすれば、日本はどうするかという問題が起ってくると思うのですが、そういう意味で、アメリカやソ連等主要国のそういう計画、どういうふうになっているのか聞きたい。その資料を一つ。
今アメリカでもIRBM、ICBM等に対する防御方法等を研究中である、あるいは三千キロに及ぶ中距離のレーダーが開発されたとか、あるいは宇宙におきまして中性子を出しまして、目標から非常に離れたところでこれを破裂させるとか、いろんな方法が考えられているというふうな情報も聞いているのでございます。どういう事態が起り、またどういう手段があるかということは、これはなかなか申し上げにくい。
○国務大臣(岸信介君) 宇宙についての研究及びこれが利用の問題というのは、これからの世界の科学上の大きな課額であると思います。私は、理論的な研究については、日本において今のところいろいろな点からの研究が相当進んでおる。ただ、日本として現在の技術及び国力をもってして、大きな人工衛星や、あるいは宇宙自体の実態をああいう方法によって把握するということは、まだ日本としてはその状態に達していないと思います。
○国務大臣(高碕達之助君) お説のごとく、近来宇宙科学の研究は非常に進んできたものでありますから、政府といたしましては、差しあたり航空技術審議会の中に宇宙科学研究部会という一部会を設けまして、各省との間の意見の調節をいたしまして、主として基礎的研究に重点を置いて進んでいきたいと考えております。
○矢嶋三義君 総理並びに科学技術庁長官、相次ぐ人工衛星、人工惑星の打ち上げによって、いよいよ宇宙世紀の開幕は告げられたが、この宇宙の研究開発に積極的国策を樹立する考えはないか。わが国の宇宙科学技術の理論的水準は高いと聞いているが、平和的利用を目的として推進すべきと考えるがいかん。
そうして、そのために相当な外貨が海外に流れておる、こういうことに相なっておるのでありまして、こういう意味から見ても、また、先般飛ばされました宇宙ロケットやあるいはスプートニクなどの中身を見ますると、全部エレクトロニックである。オートメションはエレクトロニクスによって進歩発展しつつある。
予算を見ても欠陥だらけ、不足だらけでありまして、とうてい日本の世界における立場を、新しい文化国家と申しますか——あるいはこの国のあり方に対しまして非常に大きな欠陥を宿しておるという状態でありますので、すみやかにこれらを是正しなければならないばかりか、この科学技術の振興そのものが、国家の将来にとって、経済力にとって、あるいはまた国際的なポテンシャルと申しますか、一つの目に見えない力——ソビエトがあの宇宙
御承知のように、宇宙ロケットが打ち出されたりあるいは人工衛星が飛んだりいたしまして、新しい科学による世界が開拓され、科学の力そのものが大きな国際的な発言力となって現われておる。
その理由は、たとえば若干の資料を見ますると、一九五六年に、アメリカ陸軍の研究開発部長、原水爆やミサイルの当の担当者でありまするが、そのジェームズ・ギャビンという中将が、こういうことを、彼の著書、「宇宙時代における戦争と平和」という著書においてはっきり申しております。要するに、もしソ連に対してアメリカが核兵器の全面攻撃をやるとすれば、おそらく数億に上るであろうところの死者が出るであろう。
顧みるに、私は、本日までたびたび岸総理並びに関係大臣に対し、科学の進歩による宇宙兵器時代の現出や、アメリカの戦略転換、さらには米軍の従属下における中古兵器によるわが国の国防政策が無意味なるのみならず、危険であること等について論じ、具体的には、たとえばF86Fジェット戦闘機の国産計画中止転換や、機数とジェット・パイロットの員数関係等について質問をし、注意を喚起して参りました。