1978-04-27 第84回国会 参議院 文教委員会 第9号
和辻哲郎、それからゲーテを研究した木村謹治博士、仏教の宇井伯寿、それから社会学と経済学の高田保馬博士、それからマルクス経済学の河上肇博士、西田幾多郎博士、阿部次郎、穂積重遠、フランス文学の辰野隆、まだ幾らも続きますけど、どんなに続けてみても教育学の分野でそれに相当する人というのは出てきませんね。これは教育学自身の中に短所があるのかもわからない。それは、目的は倫理学で方法は心理学だと言われています。
和辻哲郎、それからゲーテを研究した木村謹治博士、仏教の宇井伯寿、それから社会学と経済学の高田保馬博士、それからマルクス経済学の河上肇博士、西田幾多郎博士、阿部次郎、穂積重遠、フランス文学の辰野隆、まだ幾らも続きますけど、どんなに続けてみても教育学の分野でそれに相当する人というのは出てきませんね。これは教育学自身の中に短所があるのかもわからない。それは、目的は倫理学で方法は心理学だと言われています。
それからもう一つ、宗教関係のことについてお尋ねがあったわけでございますが、まあ宗教家自体を文化功労者として国が表彰をするということは、やはり憲法の、宗教に国が関与しないという、そういう大原則からしてこれはやはり適当ではないというふうな判断をいたしておるわけでございますが、ただ、鈴木大拙さんであるとか、それから宇井伯寿さんであるとか、そういった仏教関係の学者としてすぐれた業績をあげられたという方は、その
ただ宗教家として偉大な存在であります鈴木大拙先生あるいはまた宇井伯寿先生、これらの方々は文化功労者として顕彰せられておるのでありますが、今日までの扱いといたしましては、いずれもその学問的な業績に対しましてこれを顕彰するというふうになっておるのであります。