2021-05-11 第204回国会 参議院 文教科学委員会 第11号
平成二十年に、社会のニーズを即応的に取り入れ、より戦略的に教育研究活動を展開するため、それまでの学部学科制から、三学域十六学類から成る学域学類制の教育システムへと、また同時に、三研究科十四学系から成る教員組織へと教教分離の組織改編を行いました。
平成二十年に、社会のニーズを即応的に取り入れ、より戦略的に教育研究活動を展開するため、それまでの学部学科制から、三学域十六学類から成る学域学類制の教育システムへと、また同時に、三研究科十四学系から成る教員組織へと教教分離の組織改編を行いました。
次に、政府は、研究組織と教育組織を分離する理由として、現在の講座制を基礎とする学部、学科制の固定化、閉鎖性の弊害をあげて、教育と研究の分離をはかるものでないと強弁しているところであります。しかし、教育組織と研究組織の分離は、本来一体不可分の問題である教育と研究の分離を招来することは明らかであります。
教養部は、いま筑波でもたいへん問題になったアンダーグラデュエート・スクール的な性格を持った教養部というものを考えると、講座制ではなく科目制という学科制の制度をとってきた、その教養部のいわば科目制のあり方と、教育大学・学部、教育学部の場合は、教養部と同じように講座制ではなくて学部学科制という考え方で、教育系の教員養成の学部の科目は、そういう仕組みに制度化されているというふうに判断してよろしいでしょうか
ただ、現在大学がやっております、まあいわゆるこれまでの学部学科制で進んでまいりますと、学内のあらゆる組織がその組織ごとに全部教育についての責任組織であり、研究についての責任組織であるということになっておりますために、そしてまた、そういうことで学部学科のシステムをとっておりますために、一つは学生の側から見てまいりまして、もう少し幅広い教育を受けたい、最初から特定の専門のところに身を据えて、そして卒業までその
この大学の特色の第一の点は、従来の大学に見られる学部、学科制をとらず、学群、学系という新しい教育、研究組織を取り入れていることであります。
この大学の特色は、第一に、従来の大学に見られる学部、学科制をとらず、学群、学系という新しい教育、研究組織を取り入れていることであります。すなわち、これまでの学部が教育と研究を同一の組織で行なっていることに対し、学群は学生の教育指導のための組織としてもっぱら教育上の観点から編成されているものであります。
筑波大学の構想につきましては、これまでの本委員会における長時間にわたる審議において明らかにされたとおり、従来の学部、学科制に見られがちであったもろもろの弊害を改め、学群、学系制という斬新な柔軟な教育研究体制を整えるとともに、学長、副学長をはじめ、各審議機関の有機的な連携、協力による新しい大学自治の確立を目ざし、さらに、社会に開かれた大学として参与会を設け、社会各層の良識ある意見に耳を傾ける積極的な姿勢
こういうのが現状でございまして、その点で私どもは学部、学科制という従来のあり方に本質的な疑問を持ってきて、今度のようなプランをつくり上げたわけであります。 そういう意味で、大学というものは、必ず一つのパターンに画一的であるべきではない、いろいろなタイプの大学があってしかるべきである。われわれは筑波で新しい実験としていままでの大学と違う大学というものを組織してみたい。
○木田政府委員 現在の学部、学科制、そしてまた専門課程、教養課程と分かれた大学の教育のシステムにいろいろな問題点がある。これを改善すべく関係者が努力をしておる。この現在の学部、学科による教育のシステムに何らかの改善、くふうを加えなければならぬという点は、御意見の中にもあったようでございます。私どもも、同じく考えていきたいと思うわけでございます。
○木田政府委員 先ほど嶋崎委員の御発言の中にもございましたけれども、教官の考え方というのが、従来の専門分野別の縦割りの考え方で研究に従事される、そして学部、学科制の運営は長い間そういう歴史と伝統の中でものを考えておられる、そのために現実の問題として扱いにくいということがあるわけであります。
○栗田委員 つい最近出ましたやはり毎日新聞の記事ですが、六月十日、技術科学大学院大学というのを五十一年にも開校したいという案を文部省が持っているようでして、「教育課程は従来の学部、学科制をやめ学問の境界領域を編成した「学群」「学系」制にするもので、たとえば機械科と電気科、建築科と土木科を合わせることなどが考えられている。」こういう記事がございます。
○木田政府委員 筑波大学は、いままでの学部、学科制によります、あえて申しますならば縦割りの教育システムというものに対しまして、もう少し総合的な教育、幅広い教育というものを学生に提供し得るようにすべきではなかろうかという教育上の反省から、いままでの学部制度と違った教育のシステムを考えたというのが基本になっておるわけでございます。
しかし、学部、学科制を改めたいという場合のいろんな弾力化の御意見につきましては、いろいろな考え方がなおあり得るわけでございまして、私どもは、筑波大学で考えられました学群、学系という制度が、その例外的な場合の唯一のものだというふうには考えないほうがよろしいんではないか、こう思った次第でございます。ですから、学部、学科制をとらない場合の試みとして、筑波大学では学群、学系という制度を考えることにした。
この大学の特色の第一の点は、従来の大学に見られる学部、学科制をとらず、学群、学系という新しい教育、研究組織を取り入れていることであります。
この大学の特色は、第一に、従来の大学に見られる学部、学科制をとらず、学群、学系という新しい教育、研究組織を取り入れていることであります。すなわち、これまでの学部が教育と研究を同一の組織で行なっていることに対し、学群は学生の教育指導のための組織として、もっぱら教育上の観点から編成されているものであります。