1956-05-02 第24回国会 衆議院 外務委員会 第38号
その前に先ほど余剰農産物の品質についてはそう不満足なものではないというような御答弁があったのですが、われわれの聞くところでは、特にこの贈与分の学童配給については、いろいろな品質上の苦情が出ておるように聞いておるのです。ですから果してこれが最も良質なもので安心して学童に与えることができるものかどうか、その確信があるかどうか、文部省の方から一つ御答弁をお願いしたい。
その前に先ほど余剰農産物の品質についてはそう不満足なものではないというような御答弁があったのですが、われわれの聞くところでは、特にこの贈与分の学童配給については、いろいろな品質上の苦情が出ておるように聞いておるのです。ですから果してこれが最も良質なもので安心して学童に与えることができるものかどうか、その確信があるかどうか、文部省の方から一つ御答弁をお願いしたい。
従って、すでにアメリカ側から受け入れておりますので、余剰農産物における千五百万ドルの学童用無償贈与の各品目の輸入量、すなわち小麦並びに脱脂粉乳、綿花等の輸入割当数量並びにその輸入を得ることによって、旧来の学童配給とあわせてどういう構想でこれを学童配給に持っていくかという計画を承わりたい。それから、それによって予算措置がまた違ってくるであろうと考えます。
かつまた、先ほどの議論にもありましたけれども、この無料で提供せられる農産物の学童配給その他社会福祉的な措置に利用せられるということは、日本側においてその取扱いをあやまたなかったならば、政府がその取扱いに遺憾なきを期しましたならば、これは直接間接に日本にとって少くない利益をもたらすものであるのであります。結局、この協定を承認することによって、日米双方の利益をそれぞれ増進することができる。