1951-05-17 第10回国会 参議院 文部委員会 第35号
併し、文部省の提示した大学校試案には民主化の意図は見えるが、我が国の事情に適しないものがあるから、その国会提出を止め、改めて愼重に審議すべきである。」という申入れを内閣総理大臣宛に二十四年二月八日に出しました。次いでこの大学法案に関しまして委員会を作りまして愼重に審議いたしました結果、更に二月九日に内閣総理大臣宛に次の通りの勧告をいたしました。
併し、文部省の提示した大学校試案には民主化の意図は見えるが、我が国の事情に適しないものがあるから、その国会提出を止め、改めて愼重に審議すべきである。」という申入れを内閣総理大臣宛に二十四年二月八日に出しました。次いでこの大学法案に関しまして委員会を作りまして愼重に審議いたしました結果、更に二月九日に内閣総理大臣宛に次の通りの勧告をいたしました。
昭和二十三年十月でありましたか一応、大学校試案要綱を発表いたしまして、教育刷新審議会国立大学学長会議等に相談いたしまして、この法案に対しまする論議が各方面から起つて参つたのであります。或いは大学の教職員の側と学生、或いは大学教育に関係のある種々の団体等からいろいろ意見等が述べられたのであります。
昭和二十三年十月に至りまして、いわゆる大学校試案要綱を発表いたしまして教育刷新審議会、国立大学長会議等に諮りましてから、この法案に関しまする論議は、あるいは大学の教職員、学生、あるいは大学教育に関係のありまする諸団体はもとより、一般世間におきましても相当活発となりまして、それぞれの立場から種種の修正案が試みられたのであります。
反対運動というとおかしいようでありますが、実は昨年の秋に文部省から大学校試案要綱なるものが出され、それがまさに今日幾つかに分割されて出て來ているのでありまして、それに対する反対が去年からずつと起つていたわけであります。
○松本(七)委員 先般來問題となつておりました、大学校試案をめぐつて、いろいろな心配が各方面から起つておりますが、その当時この委員会でも、世間で心配しておりますように、大学校案は出さないけれども、いろいろの法律案で分かつ的にこの大学校試案のような線に沿つたものを出して來るのじやないかというような心配について、文部省の見解をただしましたところが、当時國立学校設置法でも、そういう意図は全然ないというような
○渡部委員 現に昨年の七月には、すでに文部省の大学校試案というものが出ておるはずですが、あれを原案として大学行政法を考えられておられるのか、またはまつたく新しい構想によつて大学行政法を考えておられるのか、その点をお伺いしたい。
併し反対の対象と考えられておりますところの、いわゆる大学校試案なるものは、大学校案研究の中途における全く一つの試案に過ぎないのでありまして、実際に大学校案原案とも言うべきものはまだでき上つておらないのであります。又そのいわゆる大学校試案と呼ばれておりますものの中に、大学は專ら職業的教育を目的とするように誤解され易い文句が使われておりますところから、そのような誤解を生じたものと考えます。
それから最近におきましては、大学校試案について関心をもつておる教授あるいは学生——この点について一應ここではつきりいたしておきたいと思いますが、昨年の十二月八日でしたか、劔木次長が大学校試案について経過その他を説明された中に、改正の絶対反対を主張する側は学生たちであるというお言葉がございました。
○剱木説明員 大学校試案につきまして、学生だけが絶対反対だと申し上げたということで、松本委員からもお話があつたそうでありますが、大学校試案に対しまするいろいろな反対なり、異なりました意見がたくさんありますことは、十分承知いたしておるのでございますが、しかし大学校の目的は大学の自治を確保するための法律だと私ども解釈しておるのでありまして、その根本において絶対的に反対があるというふうには私ども考えていないのでございます
このいわゆる大学校案と申しますものは、昨年の七月ごろ大学校試案として世間に出ましたものを中心といたしまして、各方面からこれに対しまする意見の開陳があ、つたのでありますが、特に教育刷新委員会におきましては、わが國の教育制度の全般について審議せられる立場から、この大学校試案に対しまして、教育刷新委員会としての意見をまとめ、発表されたのであります。