1952-02-07 第13回国会 参議院 文部委員会 第3号
これは大蔵省も現実に学校單位に計算をし直せば、それだけの不足が出て来るということはわかつておるのでありますが、併し、毎年々々兒童数に変更があることでありますし、毎年毎年そういう計算をやり直して、その事情に合して行つたのでは、これは永久に〇・七坪完成する時期はない、一応二十五年度の不足坪数を完成することによつて、数字の上で〇・七坪は完成したのだということを大蔵省は言うわけであります。
これは大蔵省も現実に学校單位に計算をし直せば、それだけの不足が出て来るということはわかつておるのでありますが、併し、毎年々々兒童数に変更があることでありますし、毎年毎年そういう計算をやり直して、その事情に合して行つたのでは、これは永久に〇・七坪完成する時期はない、一応二十五年度の不足坪数を完成することによつて、数字の上で〇・七坪は完成したのだということを大蔵省は言うわけであります。
この間の説明で一番私は大事だと思つたことは、この十五万坪、学校單位で計算した場合に十五万坪足りない、その十五万坪を今後それをどういうふうに充当して行くかという基本的な考えですが、来年度も〇・七坪、学校單位にして〇・七坪完成させて行くという方針で行くのか、或いは戰災地復興という形で行くとすると、基本的に、〇・七坪完成するというのとこれが非常に食い違つて来ると思う。
これは昭和二十四年度にこの〇・七坪に対する不足坪数というものを出しまして、そうしてその不足坪数を毎年入れて行きました六・三制に対する補助金で補つて行きますと、二十三万九千坪でもう終りになるという計算になるのでありますが、実際は町村單位で計算するのでなくて、学校單位で計算しなければならない。
それからこの〇・七坪も又学校單位で確保しなければ、町村で平均して、或いは県で平均して〇・七坪ということになると、或る所では〇・八坪である、だからどうしても或る所では〇・六坪で辛抱しなければならないというような不合理が出て来るので困る、学校單位にこの基準を確保して貰いたいというよ方な御要望もありました。これらは尤もなことであると思つたのでございます。
ただいまの請願の趣旨から判断しますと、これを学校單位に移して〇・七坪を確保するための計数を出せ、この坪数といいますものも、私どもの計算とやや近いものでございますので、そんなふうに了解いたしますが、これの確保について、明年度から新しい出発をしますのとあわせて、格別の努力をしなければならぬと考えます。
それを学校單位にきれいに切りかえてしまいますと——そのままの單価で置き直しますと、大体百五十億ほどかかるのでございます。その百五十億をそのままそういうふうに書かれたのじやないかと思うのでございますが、私どもの一応計算しておりますところでは、先ほど申しましたように、実際上の單価の切下げを、地方で事実やつておられます。