1950-04-30 第7回国会 衆議院 考査特別委員会 第29号
菅季治君の証言によりますと次のようなことを言つておるのであります。 昭和二十四年九月十五日、カラカンダ收容所第九分所において、政治将校ニルマーラエフ上級中尉か質問に対する答えとして語つたことが同人によつて次のように通訳されたのであります。すなわちいつ諸君が帰れるか、それは諸君自身にかかつている。諸君がここで良心的に労働し、真正の民主主義者になるとき、そのとき諸君は帰れるのである。
菅季治君の証言によりますと次のようなことを言つておるのであります。 昭和二十四年九月十五日、カラカンダ收容所第九分所において、政治将校ニルマーラエフ上級中尉か質問に対する答えとして語つたことが同人によつて次のように通訳されたのであります。すなわちいつ諸君が帰れるか、それは諸君自身にかかつている。諸君がここで良心的に労働し、真正の民主主義者になるとき、そのとき諸君は帰れるのである。
しかるに、これより約一年後の昭和二十四年九月十五日に、カラカンダ地区収容所第九分所において政治部将校エルマーラエフ上級中尉の口から、いわゆる徳田要請があつたことを露語で発表され、これを菅季治君が通訳をしたのでありますが、その発表を聞いた者に異常の衝撃を與えたのであります。
○委員長(岡元義人君) それでは先程申上げました菅季治君について、向うでどういうような仕事をしていたか。その点御証言願います。
○委員長(岡元義人君) 更に続けてこちらの方からお聞きしますが、菅季治君が日本の帰つて来てから、向うとの関連において何らか使命を持つておつたということをあなたは知つておられますか。例えば日ソ親善という、そういうような関係において菅季治君が何らかの繋がりを持つておつたというようなことを考えられたことがありますか。
○理事(淺岡信夫君) 更に証人にお尋ねいたしますが、証人は先程菅季治君からいろいろと政治講習を受けたということを証言なさつたのでありまするが、この菅季治君の性格、そうした点につきまして知れる範団を御証言願います。
特に強調しなければならないことは、このいわゆる徳田要諸問題、つまり反動を帰すなというようなことをソビエトの政治将校が言つたと称するその通訳をした本人の菅季治君が、明らかにさような事実はなかつたと当考査委員会において証言しておるのであります。
けさの某新聞によりますれば、先般不幸不慮の死を遂げられましたる菅季治君は、某国のスパイ容疑の濃厚な人であるということが、明瞭に同僚であつた人からの口より語られております。
去る五日、当委員会で取調べを受けました菅季治君がその後自殺を遂げたという問題に関連いたしましては、当委員会で、この菅季治君がどういう理由で自殺したかにつきまして、その真相を調査しなければならぬということは、菅季治君が当委員会において調査しようとする、いわゆる徳田要請問題についての重大な証人であります。
それはなぜかと申しますと、去る五日に本委員会に証人として呼びました菅季治君が、六日夜の七時二十分ごろ国鉄の中央線の電車に飛込み自殺を遂げているのであります。しかも「世の人々へ」という遺書の全部を読んでみますと、まことにこの委員会に関係するところ重大なるものが多々あるのであります。
一昨五日、当委員会に証人として出頭された菅季治君が昨夜急死されたことは、哀惜にたえません。右菅君は、当委員会にとつて重要な関係にあつた証人でありますから、この死因についても重大なる関心を持たなければならぬと存じますので、すみやかに正確なる資料を得て、その真相を明らかにしたいと存じます。
それを通訳の菅季治氏が、ただいま久保田氏が申しましたように、共産党の書記長徳田氏からの要請によつて、反動分子を帰してくれるな、そういつたような通訳をいたしたわけであります」とこういうようにあなたは言つておられるのでありまして、ここで日本共産党の徳田書記長という名前も出ておりますが、最初の時分に、徳田書記長の名前が出なかつたということについて、久保田さんからおかしいじやないかというように言われたとあなたは
門君 木村 公平君 佐々木秀世君 佐々木盛雄君 篠田 弘作君 島田 末信君 田渕 光一君 塚原 俊郎君 西村 直己君 丹羽 彪吉君 坂本 泰良君 稻葉 修君 横田甚太郎君 委員外の出席者 証 人 (カラカンダ地 区引揚者) 菅 季治君
菅季治さんですね。
○日高証人 通訳は菅季治という通訳——その当時菅はカラカンダ地区のたしか民主委員をやつておりまして、カラカンダ地区では工作委員と言つておつたのでありますが、ほとんど九十九地区の特権は握つておつたと思つております。その菅季治氏が通訳を兼ねまして、政治部将校の話の内容をわれわれに伝えたような次第であります。
なお、四月一日にウォロシーロフ地区引揚者繁澤富男君、イズベストコーワや收容所引揚者上村宗平君、四月三日にカラカンダ地区引揚者山口茂君、同じく久保田善蔵君、同じく小笠原唯雄君、同じく日高清君、同じく橋本忠義君も四月五日にカラカンダ地区引揚者菅季治君、同じく山森友太郎君、同じく峰田重吉君、同じく渡部武士君、同じく宇野喬夫君、四月六日にウォロシーロフ地区引揚者瀧澤瀧十君、カラカンダ地区引揚者小島清君、ハバロフスク
○証人(菅季治君) ええ。
○証人(菅季治君) はあ。
○証人(菅季治君) はあ。
○天田勝正君 本院に龜澤富男氏から参つております文書、並びに当時カラカンダ地区の通訳をしておりましたといわれる菅季治君が当院に出しました文書、これに関連して徳田要請と言われるものの質問をしてよろしいかどうか、こういうことです。
上村宗平、小俣忠男、龜澤富男、菅季治以上四名を十八日の午前十時に証人として出頭を求めることに賛成の方の挙手を願います。 〔挙手者多数〕