1969-07-25 第61回国会 参議院 本会議 第37号
さきに述べたように、委員会採決は全く無効であるにもかかわらず、議長職権で強引に本会議を開会し、しかも表決の段階で、記名投票による表決が行なわれておりました途中、副議長は突然投票による表決を中止し、賛成者の起立を求め、起立多数と認めて可決したと称しているのであります。憲法五十七条第三項には「出席議員の五分の一以上の要求があれば、各議員の表決は、これを會議録に記載しなければならない。」
さきに述べたように、委員会採決は全く無効であるにもかかわらず、議長職権で強引に本会議を開会し、しかも表決の段階で、記名投票による表決が行なわれておりました途中、副議長は突然投票による表決を中止し、賛成者の起立を求め、起立多数と認めて可決したと称しているのであります。憲法五十七条第三項には「出席議員の五分の一以上の要求があれば、各議員の表決は、これを會議録に記載しなければならない。」
強行採決が十数回というのではね、特に健保法案の委員会採決は異常だ、それで与党に委員会に差し戻すように話してみたがだめだった。」
特に健保法案の委員会採決は異常である。与党に、委員会に差し戻すよう話してみたがだめだったと、自民党の非を認めておるのであります。今回の国会の事態は、まさにあの健康保険法案採決の事態と同じであり、さらにそれ以上に、大坪委員長が本会議を無視して、これを抜け出して強行採決に備えるなど、あまりにも悪質な事態を準備していたのであります。
さらに衆議院内閣委員会では順調な審議をし、なぜ参議院だけが強行をしたのかという、そういうことでございますけれども、お尋ねでございますからお答えを申し上げますならば、衆議院では本会議趣旨説明二月十二日、委員会趣旨説明五月十五日、委員会採決六月二十六日、本会議採決六月二十七日、審議日数は八日間、審議時間は自民四名、社会七名、民社二名、公明一名、合計三十三時間二分、このように慎重に審議がなされておったのございますから
法案成立を急ぐ自民党が、今回の健保特例法延長案修正案に対する質疑をしようともせず、突如として議事手続を無視して、児戯にも劣るような非常識きわまる行動に出て、これをもって委員会採決を終了したと僭称するの暴挙に出たわけであります。私もまのあたりこの姿を見届けました。多くの報道陣も冷静にこれを見ておりました。
○井上普方君(続) 委員会採決の運びになっておったのであります。 始関君は、こうした話し合いや、議会のルールを全く無視いたしまして、参考人の方々にも無礼をおかし、一方的に強行採決を行なったのであります。われわれは、国民の名において絶対に許すことはできないのであります。(拍手)本日も、理事会を開くことなく、始関君は独断で委員会を開こうといたしました。本日でございます。
そこで私たちは、今週のきょうと七日で大体いままでの話し合いでいきますれば、自民党が八人、社会党四人、民社一人、公明一人、それぞれ質問できますから、もし参考人を自民党さんでお呼びになりたいというならば、十日の月曜日にしようではないか、そうして来週の定例日の十二日には総理においで願って各党一人ずつの総括質問をして、締めくくりの質問をして、ここでひとつ対論終局、委員会採決、こういうふうにしようではないか、
それで恩給については、もうすでにこれが本委員会、採決されたように聞いておりますが、恩給の場合は、国が一方的に財源措置をするのですが、これはまた私はやり方があると思うのですが、共済組合とか、厚生年金、船員年金、国民年金等々、いわゆる被保険者または使用者、これらの負担によって実は成り立っておるのですね、社会保険という形で。したがって、このものが解決しなければ、なかなかこれは実現しないと思うのですね。
ここまで審議をつくせば委員会採決を不当だとはいえないのではないか。」、このように、その所信を表明いたしております。また、新聞記者の「いよいよ日韓案件は参院本会議にかかるわけだが、議長としての気持ちはどうか。」という質問に対して、次のように答えております。「わたくしは日韓案件にたいする野党側の言い分はじゅうぶんきくべきだという態度だった。
われわれは、特に問題にしなければならないことは、日韓特別委員会の採決が、かつてない不当なものであったことと、このような不当な委員会採決に基づく委員長の可決報告書に対して、何らの実情調査も行なわず、これを、うのみにして本会議に持ち込んだことであります。
重宗議長は、まず、委員会採決は前に申し述べたとおりの結果でありますから、この際は一切を水に流し、一たんすべてを委員会に差し戻して、これが紛糾の調停収拾に全力をあげ、身をもって事に当たるべきであると思うのであります。そうでなければ、衆議院本会議の二の舞いとなり、参議院の良識なるものの最後の一片すらみずからが「どぶ」の中に捨てるようなことになることを、私はおそれているのであります。
(拍手) いま試みに、そのうちの一つ、朝日新聞の社説を御紹介いたしますると、「自民党はついに、「日韓」の委員会採決を強行した。そのやり方は、明らかに暴走である。今回の事態はまことに残念だが、単に残念というだけには止まらない。多数決の前提には、十分な審議、充実した討議がなければならない。この過程を大切にしなければ、議会制民主主義は形だけになり、その精神は死んでしまう。
このような議会史上空前の暴挙について十一月七日の朝日新聞は社説を掲げ、「自民党はついに、「日韓」の委員会採決を強行した。そのやりかたは、明らかに暴走である。最近の段階で、われわれはくり返し、慎重な審議を続けるべきことを要望してきた。したがって、今回の事態はまことに残念だが、単に残念というだけには止まらない。不愉快さを越えた、鋭い「にがさ」、あるいは「空しさ」——そういったものを、つくづくと感じる。
まず、第一に、われわれは、一方的に行なわれた無効なる委員会採決の結果に賛成することはできません。ただいま議題となっておるのは、無効なる採決の結果であり、産労住宅法の一部改正案ではなく、その亡霊であります。これ、本案に反対する第一の理由であります。(拍手) 今日の極度に逼迫せる住宅事情のもとで、住宅建設に企業の協力を求めようとする政府の態度も理解できないではございません。
(拍手)しかも、政府案及び自民党案が十分なる審議を尽くさず、例によって、昨夜強引なる委員会採決を行ない、会期余すところ一週間、実質審議四日足らずの参議院において強行通過をはからんとするにおいては、私たちばかりではなく、多数の国民はこれを断じて容認しないでありましょう。
そして委員会採決の前日あたり、婦人たちが陳情に行ったときに、あなたはえらく怒っていらっしゃった。あれはどういうことなんですか。私は、これは自分で見たのではないのですよ。あとで伺いましたけれど、あなたは、女の子を牢屋に入れるのじゃないかというふうにおっしゃったそうです。
もう一つお尋ねしますが、衆議院のほうの議院運営の理事会では、本日この二つの法案が委員会採決になつて、そうして明日の本会議にかけるとか、或いは本日の本会議にかけるとか、本日本会議にかかるというようなことの状態になれば、衆議院としては、明日の本会議は、一応何と申しますか、要らない。明後日だつていい。ただこれが通らんという見込であるならば、会期延長を議決する必要上、明日三十日に本会議を開きたい。
かくのごとき内外ともに問題になる法案を委員会が可決いたします場合に、委員長及び與党の理事は、当該党の総務会なり国会対策委員会にこれを付託いたしまして、党議をきめて委員会採決に加わるのが当然でございます。私は当然そういう措置がとられておることと存じます。