1976-08-03 第77回国会 参議院 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第19号
どういう内容のものが入っているかといいますと、まず二十七ページ、「済州島の観光地としての評価、将来性」、この中に「西帰浦のホテルにはカジノが許可され、外国人旅行者に営業を行なっており、その他妓生パーティやナイトクラブの施設を備えたホテルもある。」、こういうくだりがあるわけです。私どもの方へ配付されたものにはそういう文言は一言半句もない。
どういう内容のものが入っているかといいますと、まず二十七ページ、「済州島の観光地としての評価、将来性」、この中に「西帰浦のホテルにはカジノが許可され、外国人旅行者に営業を行なっており、その他妓生パーティやナイトクラブの施設を備えたホテルもある。」、こういうくだりがあるわけです。私どもの方へ配付されたものにはそういう文言は一言半句もない。
その陸末蘭という文世光の母親は、大阪ですかの秘苑、いわゆる妓生パーティだ。その秘苑のマダムか何かやって、韓国へしばしば行ったり来たりしている。朴さんが大統領の韓国へしばしばこの母親は行ったり来たりしている。これが子供のいわゆる文世光に五十万円の資金を与えている。これは間違いないでしょう。 いま一つ言いましょうか。これは韓国政府の発表によると、文世光は、赤不動病院、これは東京にあります。
そういたしますと、最近の資料等からも、一時ございましたようなたとえば妓生パーティーということばはなくなりました。一時、妓生パーティーということばを韓国式宴会と変えたりしておりました。それを、失笑を買いましたものですからそれもやめさせまして、一切ことばをなくしております。
ところが、そういう大事なことはむしろすっぽ抜けていて、そして運輸省と外郭団体である海外技術協力事業団が発表しております「済州島観光調査報告書」というのを見ますと、済州島の観光地の資源として、外国人旅行者に対するカジノ、ナイトクラブ、妓生パーティーというものがあげられています。
そして、先般、韓国へ妓生パーティーを見に行った人間が帰ってきて私に報告したのですが、釜山へ上がると、ソウルまで森も林もないそうです。そうして、その男が私に言うのは、あれだと、いくさで負けると鴨緑江まで逃げなければならないだろう、なぜかというと、どこにも隠れるところがないからだと言うのです。要すれば、山を見れば国の政治がわかるということはこのことなんですよ。
運輸省とそれから海外技術協力事業団と外務省、三者構成で行って何を調査してきたかと言ったら、ナイトライフと言っていたが、いわゆる妓生パーティーを持て、ばくち場を持て、ナイトライフを充実させる、そして税金をかけないで、世界各国から遊興人を集めろというような、そういうふうなふまじめな観光開発の中間報告書をお出しになった。
それで、西帰浦にはこういう妓生パーティーをやる会場やカジノがある、しかし向かい側の済州市にはない。五番目にこう書いてあります。「済州市は済州国際空港を控え、国際観光ルートの拠点となるので、西帰浦とゝもに、市内に外人観光客用のレストランやナイト・ライフが可能な施設の整備が必要となろう。」こういっているのですよ。
まず、事業団の理事長にお伺いしますけれども先ほど小林委員からも御指摘があったわけですがいわゆる済州島観光開発の魅力という点で、妓生パーティーであるとかナイトライフというものを取り上げられた御趣旨は一体どこにあったのか。これは、日本の観光行政あるいは対外協力についての基本姿勢の中にやはりこういう点があるのじゃないか、私はこういうふうに思うのですね。あるからこそこういうふうに出てくる。
そうすると、西帰浦のくだりを見ると妓生パーティーやナイトクラブの施設、明確ですよ。だからその点、私は、あなたが遁辞をここで言うのじゃなくて、こういう報告を出したことについて明確に反省してもらいたい。これはほんとうに朝鮮民族に対する大きな侮辱ですよ。その点、この場で私は反省の意を明確に表していただきたいと思うのですが、どうですか。