2000-04-07 第147回国会 衆議院 法務委員会 第11号
一九八四年に私が所属しております女性犯罪研究会が行った女子非行の調査によりますと、鑑別所収容女子少年のほとんどが低年齢にもかかわらず性経験を持っておりまして、その初交の形態が強姦や輪姦によるものという者が一四・四%を占めており、性被害経験のある者が三五%もいたことは、性被害が非行性の深化に大きな役割を担っているということをうかがわせまして、性被害に対する実質的な保護の必要性を感じさせるわけです。
一九八四年に私が所属しております女性犯罪研究会が行った女子非行の調査によりますと、鑑別所収容女子少年のほとんどが低年齢にもかかわらず性経験を持っておりまして、その初交の形態が強姦や輪姦によるものという者が一四・四%を占めており、性被害経験のある者が三五%もいたことは、性被害が非行性の深化に大きな役割を担っているということをうかがわせまして、性被害に対する実質的な保護の必要性を感じさせるわけです。
少年非行の現状については、少年人口が減少しているにもかかわらず両県ともに増加傾向にあり、凶悪・粗暴化、低年齢化、特に女子非行が増加しております。
少年非行は、依然として増勢を続けており、中学生非行の増加、女子非行の増加、校内暴力事件の多発等憂慮すべき状況にあります。このため、少年の補導活動を強化するとともに、少年の社会参加活動等少年非行防止のための諸活動を推進しているところであります。殊に、少年の健全な成長にかかわりのある風俗環境等が悪化の度合いを深めておりますので、有害環境の浄化について積極的に取り組んでまいる所存であります。
少年非行は、依然として増勢を続けており、中学生非行の増加、女子非行の増加、校内暴力事件の多発等憂慮すべき状況にあります。このため、少年の補導活動を強化するとともに、少年の社会参加活動等少年非行防止のための諸活動を推進しているところであります。殊に、少年の健全な成長にかかわりのある風俗環境等が悪化の度合いを深めておりますので、有害環境の浄化について積極的に取り組んでまいる所存であります。
これは低年齢層の少年がふえたことですとか、女子非行がふえたこととか、共犯事件がふえたことの大きな原因であろうと思うのですが、学校におきましては高学歴社会でありますし、偏差値社会でございます。当然のことながら、そのルートから外れた者は落ちこぼれというふうに評価されるということが一つの厳然とした形をつくってしまっているわけでございますね。
第二番目でございますが、女子非行の増加と質的な変化ということでございます。一般に女子少年というのは余り非行が見られないというのが普通でございましたけれども、十年前の二・七倍に増加しております。男子は一・二倍でございますので、女子非行の増加は大変顕著でございます。
そして、校内暴力というはでなタイプはなくなっていますけれども、女子非行とか、ちょっと表に出ない、教師が気をつけないと出ないような非行がたくさん出ています。ですから、校内暴力がなくなった、警視庁の力で一定効果を上げたと言ったとしても、ではなくなったかというとそうじゃないんですね。そのエネルギーは見えないところで広がってきているというのが僕は現実じゃないかなと思います。
これを踏まえ、今度は各論編と申しますか、次に今度はその中身に入りまして、万引きの実証的研究であるとか、女子非行の原因調査であるとか、それから暴走族の原因調査、これもすでに済んでおりますが、というようなことを次々と続けておりまして、現在先ほど報告したこの報告書の段階に到達し、いまなお暴力非行及び情報化社会というふうなものの調査を実行中でございまして、来年度はさらに、現在概算要求しておる最中でございますが
第二は、女子非行が著しく増加をしておる。戦後最高を記録されておるということで、人数にいたしますと一万七千二百八十六人が警察で補導その他されておるわけでございます。四十九年の数字でございますが、前年に比較しますと二五四%も増加しておりまして、内容的に粗暴化あるいは性の乱れという心配の傾向がうかがわれるわけでございます。 第三は、特に万引きが非常に増加をしておる。