1952-04-22 第13回国会 参議院 農林委員会 第25号
○政府委員(小倉武一君) 県の奬励品種に重点をおくことは当然だと思つております。ただそれに文字通り限定して行くかどうかについてはなおいろいろ問題があるのでないかと思います。
○政府委員(小倉武一君) 県の奬励品種に重点をおくことは当然だと思つております。ただそれに文字通り限定して行くかどうかについてはなおいろいろ問題があるのでないかと思います。
○三橋八次郎君 いずれ細かい点は政令で定まることと思うのでありますが、この法律の最初のほ場を経営して行く上において原種ほとの連絡の関係が明瞭を欠いておるようでございますが、最初ほ場を経営いたします場合に、県の奬励品種でなければならんという建前、又その種子が原種ほで生産したものを出発点として栽培したものでなければならんという点は、種子更新という上から考えましても極めて必要だと思うのでございます。
やがて收量の多い品種をその地方に徹底し、それを大家に見せながらそれを普及して行くという施設があり、相当国庫からも助成をしておつたのでありますが、これも優良品種の普及というような点につきましては非常に効果の多いことだと思うのでありますけれども、この奬励品種の決定試験というようなものの予算の逼迫というようなことにつきましてお考えになつておりますかどうかお伺いしたいと思います。
○政府委員(小倉武一君) 御指摘のように優良品種の問題につきまして、現在のところは特性検定試験の補助金がありますだけでありまして、奬励品種の決定試験と従来言われておりました部分につきましての補助金はなくなつているのであります。但しこの特性検定試験におきまして従来の奬励品種決定試験の趣旨も加味してやるようにいたしております。
○三橋八次郎君 今のお話もわからんこともないのでございますけれども、奬励品種の普及というようなことにつきましては改良局のほうでやつておられ、いい種をとるというところまでは農政局のほうでやつている。結局迷惑を蒙りますものは農家だと思うのでございます。
一、当局が盛んに奬励品種たることを宣傳した茨城一号いものごとき、各地で受配辞退の声高く、莫大なる滯貨となつて、取扱者は悲鳴をあげている状態で、あるいは社会問題にまで発展する可能性もある。また一面將來におけるいもに対しての食欲減退をおそれるもので、当局の考慮を望む。 一、多收穫品種の運搬費及び包裝費の不経済に基く受配者側の過重の負担は、生産者側において受持たしむこと。