1986-04-18 第104回国会 参議院 本会議 第11号
衆議院でも指摘があったように、奨励的補助金は、国と地方との共同事業に対する責任の度合いに応じて定められる国庫負担金と異なり、国が政策上奨励的立場に立って行うものでありますから、地方がそれを受け入れるか否かは本来自由であるべき性格のものであります。
衆議院でも指摘があったように、奨励的補助金は、国と地方との共同事業に対する責任の度合いに応じて定められる国庫負担金と異なり、国が政策上奨励的立場に立って行うものでありますから、地方がそれを受け入れるか否かは本来自由であるべき性格のものであります。
ただし、国のほうで、すでに幼稚園の設備補助制度をとって奨励的立場に立ってきている。そこで受けるほうからいいますと、四歳、五歳である子供にとっては、いわゆる教育という、人間形成という目的を明確にした幼稚園に入る。ある者は好むと好まざるとにかかわらず、両親が出かせぎであるとかいうことで、これは実質上保育所に入らざるを得ない。そこへ入れなければ預けるところはない。幼稚園には金がかかる。
ことに、いつも台風にさらされている所は、この際に鉄筋に直すというように私は奨励的立場をとられることが必要であると思います。この法案を出されるときにお気づきがなかったならば、一つ御両考をいただきたい。かように思うのでありますが、まあ予算も伴いますけれども、予算は来年度の点もありまするし、予備費の点ありましょうから、大臣におかれましてもこの点は一つ深甚なお考えをいただきたいと、かように思います。