それから、地方ローカル線が特に奥地の開発に果たしている役割りというものも考えなければならぬのでありますが、鉄道の経営が全体として健全であり黒字であった場合は別といたしまして、今日のような状態になった場合におきましては、そういう奥地振興といったような見地から行われるものは、御指摘のような方法の検討、少なくとも国鉄の負担にならないような処理の仕方の検討というものが必要であろうと思っておる次第であります。
石田博英
またいまでも全然やっていないわけではないので、特定の法律をもってしておる奥地振興であるとか、山村振興であるとか、あるいは空港に行く道であるとか、あるいは踏切であるとか、いろいろな緊急を要するものにつきましては、市町村道でもわれわれはそれに対して補助金を出しておるのでございまして、いまでもやっておるのでございますから、全然市町村道については建設省は取り合っていないというようなことはないのでございます。
西村英一
いろいろお話が出ていますように、後進地域開発、奥地振興という問題は、現在の政府御当局が重要な国策として掲げておられるポイントであります。そのポイントにどうも逆行するような扱い方では、非常に地元としては納得をいたしかねる、こういうような都合があるわけであります。
その次に、開発の基本計画の決定の手続。関係知事の意見を徴する、これを協議にしていただきたいというような問題。
神田坤六