1975-03-31 第75回国会 参議院 大蔵委員会 第15号
○政府委員(磯辺律男君) まず、先週の金曜日に、先生の方から御質問ございました奈良税務指導連絡協議会、この実態、私たちも先生の御指摘を受けまして、いろいろと調べてみたわけでございますけれども、客観的に判断いたしまして、やはり税務署の非常に熱心な熱意は認められるけれども、やはり若干行き過ぎがあるという誤解を受けるおそれがあるというのは、これは私、国税庁といたしまして、率直に認めたいと思います。
○政府委員(磯辺律男君) まず、先週の金曜日に、先生の方から御質問ございました奈良税務指導連絡協議会、この実態、私たちも先生の御指摘を受けまして、いろいろと調べてみたわけでございますけれども、客観的に判断いたしまして、やはり税務署の非常に熱心な熱意は認められるけれども、やはり若干行き過ぎがあるという誤解を受けるおそれがあるというのは、これは私、国税庁といたしまして、率直に認めたいと思います。
そこで、具体的な例でお伺いしたいのでありますけれども、奈良税務指導連絡協議会というものがございます。これは第一に納税者を中心とした組織の強化拡大、それから第二に一元的運営による幅広い事業活動の展開、第三に税務当局との連絡調整の窓口の一本化、こういう目的にしてできたのでありますが、この会員を見てみますと、会員を三つの段階に分けています。一般会員、これは記帳指導などを行う。
○近藤忠孝君 ここに「会員指定ならびに表彰規定」というのがありますが、奈良税務指導連絡協議会のものです。これをちょっとごらんください。これの二枚目の裏のところに図があります。その図によりますと、最初は将来青色申告を期待する一般会員である。それが二年間いろいろ研修などをやりますと、署長の了解などに基づいて指定書を交付してくれる、将来表彰を期待されるとあります。
いかに親しい間柄とはいえ、奈良税務指導連絡協議会がこの納税番号がわかるはずがないでしょう。そうですね。そうなりますと、もうこの手紙の来た方は、税務署が完全にタッチし、まさに税務署そのものだと、この協議会は、こう思いますよ。しかも、そのところに無調査か期待されると書いてあれば、これはもう税務署が約束したと同じですよ。こういう事態をどう思いますか。