1953-02-13 第15回国会 衆議院 水産委員会 第19号
そこでこの減船整理にあたりましては、五箇年の計画でこれを減船整理しようとしたのでありますが、先ほど赤路君の言われました失業漁民に対する救済等の問題は、非常に大きな問題となりましたし、さらに減船整理中には三つの方法をもつてこれを整理して行こう、一つは、もう完全に沈没させてしまおう、一つは、他の漁業に転換させよう、一つは、運搬船等にこれを用いようというような三つの方法で行つたのであります。
そこでこの減船整理にあたりましては、五箇年の計画でこれを減船整理しようとしたのでありますが、先ほど赤路君の言われました失業漁民に対する救済等の問題は、非常に大きな問題となりましたし、さらに減船整理中には三つの方法をもつてこれを整理して行こう、一つは、もう完全に沈没させてしまおう、一つは、他の漁業に転換させよう、一つは、運搬船等にこれを用いようというような三つの方法で行つたのであります。
(拍手)日魯漁業が、見返り資金の援護のもとに沿岸漁業者を一気に破滅させ、すぐその手で、これらの失業漁民をミツドウエー漁場へかり立てておる。また意識的につくり出された職安の失業者に対して、一方においては登録を拒否しながら、他方においてすぐその足で軍用道路の建設にかり立てでおる。農村に氾濫している失業者については、もう言わなくてもわかつておる。
なおこれと並行いたしまして、富山縣、福井縣、新潟縣からの失業漁民を、北海道で受入れることはできぬかというような申込みもあるのであります。これらと併せて考えましたときに、北海道の新魚田の開発に大きな力を入れなければならぬじやないかと思います。
これにつきまして引揚漁民、あるいは失業漁民というものが多いのでございますが、これらの人々に對しても、何らかの資金の面においてめんどうをみてやりますならば、これらの失業漁民というものも救われるのではないか、こういうように考えておるのでございますが、この一般の各状態と同じように非常に資金に惱んでおりまするこの漁業界に對して、金融面においてどの程度のお考えをもつておられるかどうかということをお伺いしたいのであります