1962-08-28 第41回国会 参議院 予算委員会 第3号
また実地に田舎その他でよく聞いておりまするが、この失業対策事業自体について何かそういう問題が起こるのは、欠陥があるのじゃないか。いわゆる固定化して、老齢化しているのじゃないか。しこうしてまた、マンネリズムになり過ぎているのじゃないかというようないろんな議論がありますから、そういう問題が起こってくるのじゃないか。しかし私は、これを打ち切るというようなことは考えたことはございません。
また実地に田舎その他でよく聞いておりまするが、この失業対策事業自体について何かそういう問題が起こるのは、欠陥があるのじゃないか。いわゆる固定化して、老齢化しているのじゃないか。しこうしてまた、マンネリズムになり過ぎているのじゃないかというようないろんな議論がありますから、そういう問題が起こってくるのじゃないか。しかし私は、これを打ち切るというようなことは考えたことはございません。
しかし問題の根本は、やはり失業対策事業自体をもっと根本的に検討することにあると考えておる次第であります。
これは現在の失業対策事業につきましては、御存じのように、いろいろの改養すべき点が多々ございますので、失業対策事業に働く方ができるだけ一般雇用に復帰し得るような態勢を作ること、及び、失業対策事業自体が能率のいい部門を持ちたい、こういう意味で、これが刷新をはかりたいという考え方の中身のおもなものでございます。
どうせこの失業対策事業自体、国がめんどうを見るのだということで出てきている制度ですから、保険もその分を国が見ましょう——これは社会保障ですよ。日本の低所得階層の一番底辺にあるこの不安定な就業者が、日本の低所得階層の二割を占めている。