1954-05-19 第19回国会 参議院 内閣委員会 第38号
更に東南アジアの防衛機構に対する参加、更に、ここに外電が伝えておりますが、総理が外遊されたならば、太平洋同盟参加準備の要請が必らず総理になされるであろう、こういうふうに外電が伝えているわけですが、かくのごとき、この日本の自衛、軍備に関することについては、一切あなたからは話を切り出さない。又向うから話があつた場合にはそれには触れない。
更に東南アジアの防衛機構に対する参加、更に、ここに外電が伝えておりますが、総理が外遊されたならば、太平洋同盟参加準備の要請が必らず総理になされるであろう、こういうふうに外電が伝えているわけですが、かくのごとき、この日本の自衛、軍備に関することについては、一切あなたからは話を切り出さない。又向うから話があつた場合にはそれには触れない。
なるほど日本の太平洋同盟参加の場合における犠牲、負担というものは大きいとは考えられますが、それこそは、むしろ日本が進んで負うべき大きな役割であつて、日本が独立後において東亜の安定勢力としての重要な、国民のプライドを基本とする責任を負おうという意気込みを拂つて立ち上る上においては、この集団保障、太平洋同盟というようなものに参加する以上、日本の地理的な、また歴史的な立場から、当然ほかの国々よりも重い責任