1970-10-12 第63回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第12号
○斉藤(正)委員 天龍水系の数あるダムのうちで、今回おくればせながら、初めて利水ダムの性格から治水ダムの性格をこの新豊根については持たせたいという配慮から設計変更を申し入れ、関係省庁とも連絡をとっておられるということで、けっこうなことだ、ぜひ実現をしていただきたいというように思うわけでありますけれども、関係地元としましても、新豊根ダムの設置場所は愛知県であるし、その水の悪い影響を受けるのは静岡県だということで
○斉藤(正)委員 天龍水系の数あるダムのうちで、今回おくればせながら、初めて利水ダムの性格から治水ダムの性格をこの新豊根については持たせたいという配慮から設計変更を申し入れ、関係省庁とも連絡をとっておられるということで、けっこうなことだ、ぜひ実現をしていただきたいというように思うわけでありますけれども、関係地元としましても、新豊根ダムの設置場所は愛知県であるし、その水の悪い影響を受けるのは静岡県だということで
それは、天龍水系大入川の上流に新豊根ダムというダムが建設されております。電源開発が行なっている発電計画でありますが、この新豊根ダムの建設にあたって建設省が積極的に、電源開発株式会社に対し設計変更を申し入れているということを伺っているわけでありますけれども、なぜ建設段階でこのような設計変更を申し入れたのか、そしてまた、その設計変更の内容はかいつまんでいかがなものであるのか、御説明をいただきたい。
特に飛騨川のバス事故にも明らかなごとく、そしてまた私の選挙区でありますけれども、天龍水系のたび重なる大洪水といったようなもの、これにはもちろんダム等の問題もあるわけでありますけれども、とかく従来の観測あるいは通信施設は地域別の観測や通信であって、水系別の観測や通信が非常におくれているのではないか。
○斉藤(正)委員 過日の本委員会で要請をいたしました資料を調製いたしまして、手元へちょうだいいたしたわけでありますけれども、私は本日も、天龍水系の台風第十号による被害に関連し、特にこれが佐久間、秋葉両ダムとの関連においていろいろ検討した結果、今次災害はどうしても佐久間、秋葉両ダムとの関係を抜きにしては考えられないという立場から、関係大臣あるいは電源開発の皆さん方に伺いたいと思うわけであります。
なお地元の町長さんなり市長さんなりにも場合によってはお出かけをいただいて、ほんとうに二度と天龍水系でこのような悲惨な災害が発生しないようにしなければならぬと思いますので、またお願いを入れますので御善処のほどをお願いをいたしまして、私の質問を終わります。
このように続発する天龍水系の秋葉あるいは佐久間の周辺に、磐田工事事務所のしかるべき責任者が常駐するような制度について何かお考えになったことはありませんか。
私は、今回の十号台風による天龍水系の水害につきまして、再三現地をたずね、実情を調査してまいりました。先ほどもちょっと触れたわけでありますけれども、電源開発の皆さん御承知のように、天龍水系の災害は、オリンピック災害と地元では呼んでおります。三十六年、四十年、四十三年、しかもその災害が、ダムができたからこういうことになるんだという現地の住民の感情は、かなり強いのであります。
私どもの関係の地方の天龍水系などにおきましては、水力ダムから八キロも十キロも上流において、三十年間に十五メートル、五十尺河床が上がっておる。それからずっと上に河床が上がりまして、中小河川を初め全部河床上昇のために非常な大きな被害をこうむっておる。
次に、今度の天龍水系を見ますと、水力電気のダムのために災害が非常に大きくなった。たとえば、あそこに下伊那の天龍峡という土地があります。それから十キロほど下に泰阜ダムがありますが、その泰阜ダムができます前とできた今日とは、あそこに橋がありますが、その橋下において、三十年間で河床が十五メートル上がっておる。それに従ってずっと上がっておりますから、年々災害にあたって補強して、堤防のかさ上げをしてくる。
特に天龍水系の飯田市を中心とずる地形は、これだけの雨量がくれば、非常に申し上げにくい言葉かもしれませんが、当然にそうなるということはだれが見ても明らかであります。そこで、今日まで河川改修もまだまだ十分でありません。
その顕著な例として天龍水系の泰唯ダム、南向ダム及び九州の大淀川のダムを類例に出しておるだけです。従って、これに対する対策を将来論じょうとしておるところの類例なんです。顕著な例としてこれを出しておる。これは全国の河川状態から見て異常なものであるということ、しかもダムができた結果こういう上昇が起ってきたといこいうことを認めておられる調べなんです。これをなおあなた方は再認されるのですか。
そういう場合に、同じ天龍水系のうちの、たとえば秋葉ダムの下流に直轄工事でないダムを県が水の使用権をとってやるということになった場合ですよ、それはむろん物権はこれには与えられないと私は思うのです。なぜならば、もう一つのダムを作っても、発電オンリ一で考えられたら、上水も工業用水も分けてもらうことはできないのです。
なお二、三の点につきましてお答えいたしますが、天龍水系のお話の中に、電力統制の特例を設けてもらいたいというお話でございました。あるいは御質問の趣旨の捕捉の仕方が間違つておるかもしれませんが、地元に特に安い電気をというお話であつたようでございます。
○伊藤参考人 天龍水系三峯川ダム代表者の伊藤修治であります。 水没戸数四十二戸、耕地七十町歩、林野八十町歩であります。 一、各省の関連性を持たせることについて。総合開発の一環たるダム構築問題に関しまして、各省がさらに関連、連絡性のないことは非常に遺憾のことである。少くとも総合開発の意義から申し上げましても、当然これは関連性を持つべきものだと私は信じているものであります。
関する請願(委員長報告) 第二六 矢崎川上流砂防工事施行に関する請願(委員長報告) 第二七 天塩川治水工事施行等に関する請願(委員長報告) 第二八 利根川改修工事施行に関する請願(委員長報告) 第二九 接收土地家屋の借上料改訂等に関する請願(委員長報告) 第三〇 利根川災害復旧工事費国庫補助等に関する請願(委員長報告) 第三一 大隅、熊毛開発促進に関する請願(委員長報告) 第三二 天龍水系奈良川上流砂防工事促進