1964-02-06 第46回国会 参議院 法務委員会 第3号
まず、前川静夫さん、それから森田茂さん、それから岡田太郎さん、米沢新三郎さん、それから小幡義治さん、それから阿部滋さん、武市仁一郎さん、この七名のお方に対して業務上横領等被疑事件につき捜査が行なわれまして、昭和三十七年十月三日に徳島地方検察庁の天野検事が不起訴処分をなされたわけでございまするが、これにつきまして昭和三十七年の十二月六日の職権審査を徳島の検察審査会で開始いたしまして、三十八年の七月二十七日
まず、前川静夫さん、それから森田茂さん、それから岡田太郎さん、米沢新三郎さん、それから小幡義治さん、それから阿部滋さん、武市仁一郎さん、この七名のお方に対して業務上横領等被疑事件につき捜査が行なわれまして、昭和三十七年十月三日に徳島地方検察庁の天野検事が不起訴処分をなされたわけでございまするが、これにつきまして昭和三十七年の十二月六日の職権審査を徳島の検察審査会で開始いたしまして、三十八年の七月二十七日
そのころは担当の天野検事にしても、原検事にいたしましても、単にそういう脱税といったようなことだけじゃなしに、業務上の横領という問題も必ずこれは明確になるだろう、こういう考え方を告発人側にもやはり披瀝しておるわけです。ところが、三月下旬ごろからだんだん速度がにぶって参りまして、告発人側も非常に実は気にいたしておるわけなんです。地検からも報告が来ておると思いますが、実情はどのようになっておるのか。
これらが犯罪とどういうふうな関係に立つか存じませんが、その一々を天野検事といえども全部調べてはおられないだろうと思います。参考にはされたでございましょうが、その一々の記事の真相を突きとめることが犯罪を捜査しあるいは起訴する上に必要でございますればやったんでございましょうが、おそらく一々の事実を突きとめておらないだろうと思います。
私は天野検事は相当自信がおありだと思うのであります。天野検事がそういうでたらめなものを出したと私は思いません。と申しますのは、この日本火災のテーブル・ファイア事件というものはどういうものだか、私ども非常に早くからわかっておりまして、今これが新聞に出るかどうか、——そうして、しかも斉田という人物は非常に政治的の人物で、政治家と懇意の多い人であって、相当政治資金がここから出ておる。
天野検事の発表につきまして、もしその内容がでたらめなものであるならば、なぜそんなものを堂々と公表したか、もしその内容が事実と思うて発表したならば、その数字によってそれぞれの捜査をしなければならないじゃないかという仰せかと存じます。