1955-03-29 第22回国会 参議院 文教委員会 第2号
これは天野文政として天野文部大臣が非常に努力されて始められたことですが、その後ちょっと変りましたけれども、ともかく一年生に算数、国語というのはとりあえず確立された。この経緯についてはいずれ政務次官も御存じと思いますが、もし御存じでなかったら、大臣とともに私は文部の事務当局から詳しく聞いていただきたいと思うのですが、私はここで伺いたいのは、大蔵大臣の答弁ですよ。
これは天野文政として天野文部大臣が非常に努力されて始められたことですが、その後ちょっと変りましたけれども、ともかく一年生に算数、国語というのはとりあえず確立された。この経緯についてはいずれ政務次官も御存じと思いますが、もし御存じでなかったら、大臣とともに私は文部の事務当局から詳しく聞いていただきたいと思うのですが、私はここで伺いたいのは、大蔵大臣の答弁ですよ。
これは大達さんが文部大臣でございますから、岡野さんが文部大臣のときに岡野文政、あの大野文政、そういうふうに呼ばれたわけでございますが、この天野文政にしても、岡野文政にしても、大達文にしても、こういう固有名詞をつけて呼ばれておるというところには、実はそこに、呼んでおる側にとつてはいろいろな内容を持つておるようであります。
更に先ほど大臣は天野文政と同じ方針で行くんだと、こういうことを申されましたが、天野文部大臣は、とやかくの批判は受けられましたけれども、大学の自治とか、学問の自由とか、民主教育の確立というような点については世人を傾聴させるところの確たる識見を持たれておられた、こういうふうに私は思つております。その点については私は敬意を表しておるのでございます。
それでございますから天野さん時代の基本方針と変つておらん、そういう意味におきまして、無論予算のいよいよきまります事態に至りましては、できるだけ文教予算をたくさん頂きたいと、こう思いまして努力をいたしましたけれども、根本の政策方針というものは天野文政というものを私は受継いでやつておる次第でございます。
それからあなたがたはその当時単価の引上げと、それから受給生徒のパーセンテージの引上げ等を大蔵省に要望した、あなたがた文部事務当局の考えは結構でありますが、それらは全部事務のほうでは天野文政の支柱であつたものが、育英制度は画餅に帰したのであります。
確かに岡野文部大臣は党人文相としての政治力を一〇〇%発揮しようという野望は持たれているであろうということを私は確信するわけでございますが、まさか日本の教育を一党一派の支配下におこうというようなお気持はないということを私は信じておつたわけでございますが、先ほど天野文政のアドバルーンというものを明確にお答え願えなかつたので、若干杞憂いたしましたのであえてお伺いいたしたわけであります。
先ず第一点としてお伺い申上げたい点は、大臣は前文部大臣天野先生の帝策を自分は引継いで行くんだ、こういうようなことを述べられておられますが、天野文政の中核ともいうべき天野前文部大臣が掲げたところの旗、アドバルーンというものは如何なるものであつたと大臣は把握されておるか、先ずそれをお伺いしたいと思います。
すでに天野文政当時取上げられた問題もございます。
天野文政時代にはそういうことがなかつた。委員の要求があれば、これは要求に応じて多く人に会うということは非常にいいことなんです。それが今度最近大臣になつて、いわゆる文部省の側近というのがあるのかないのかわからないが、そういう者が会わせないようにしておられるのか、それが大臣の意図から出ているのかどうかわからないが、こういうことでは教育の民主化もへちまもない。
吉田首相は本年度の施政方針の中で堂々と文教の完備を国民に公約をし、天野文相は今年度の文教政策の四大支柱の第一として六・三の完備を掲げておりますけれども、全くこういうようなことによつて根本から天野文政は転倒しているではありませんか。
この法律案は、幾度か申されたことでございますが、天野文政の柱でございます。従つて天野文部大臣はその内藤課長をわざわざ外遊さして、その検討の下に打ち出されたものでありまして、この法律案は天野文政から始まつたものでなくして、そこにいらつしやいませんが、高瀬議員が文部大臣時代から、その名は標準義務教育費法案でございましたけれども、その当時から全国民的な要望によつて取上げられて来た問題でございます。
義務教育の振興というのは天野文政の金看板であつたと思います。その最も大きな構想として打出されたのが前大臣以来引継がれた名前こそ異なれ、義務教育費国庫負担法であつたと、こういうふうに私は把握いたしております。
それから政府部内におきまするところの調整をいたしました結果が、修正案となつて現われて来たということになつておりますので、まあ私たちから考えますというと、虎の子のような大臣、大切にしておるこの大臣に対して、できるだけ天野文相として特異性を持つ行き方をしなきやならん、そうして天野文政に非常な輝きを持つてもらいたい、こういう意味で文部大臣には過去、御就任以来協力をして参つたのであります。
と申しますのは、天野文政の一番大きな軸というものは、義務教育の振興と義務教育費を国庫負担に振向けられて来たことだと思う。ところが天野文相の誠意にもかかわらず、この法律案はこういうふうに骨抜きになつている。
天野文部大臣は与党のために完全に裏切られた、これを天野文部大臣の大きな信念に基く抵抗によつて食いとめればこそ、曾つて我が国の文教責任者として天野という人がおつて、そうして日本の教育をかように打立て守つたという歴史が残るでありましようが、ところが義務教育費国庫負担法がこういう状況になり、更にこの日本の教育行政上、根幹をなすところの教育委員会法が衆議院の自由党の考えというような立場において決定された場合には、天野文政
これに諮つて、文部大臣はその態度を決定しようとしておりましたのに、與党の諸君はこの中央教育審議会に諮ることなくして、常々文相の主張されておるところの見解と相違するところの、二法律案を否決する態度に出たのでございますが、これは天野文政の構想を根本的に無視していることと考えます。
実際天野文政から言つても……、天野さんが来てからお話しようと思いますが、今言つた十五万坪とかそういうような資料的な検討をお聞きして見たい。これはどうなつておりますか。
そういう点から言つて、天野文政はここにはつきり行詰りを来たしておる、私はこういうふうに見ておるわけです。これは数字の上からそう見ておるのであつて、これは非常に私は重要な問題であると、こういうふうに考えておるわけなんです。で、それは文部大臣は、四つのことだけ考えているわけではない、ほかのことを考えている、それは私は全体として考えなければならんと思うのです。
今国会は昭和二十七年度の予算を審議する国会であり、昭和二十七年度の一般施政に関係のある問題を審議しておりますので、この際天野文政の構想を、これは前国会のときにも承わりましたが、その後変つておらないのか変つておるのかという点をお伺いして、そうして天野文政が実施される予算の面においてどういうふうに配慮が行われておるか、いわゆる教育政策と予算面にどういうふうな現われ方をしておるか、こういう点についてお伺いしたいと
ここが私はやはり天野文政というような一つの方向を、今まで財政問題、給與財政の問題などと関連して考えられるが、とにかく検討しなかつたことは事実ですね、こういうような問題については……。そうするとそういう方法でやると頭からきめてかかつたと、こういうようなことですね。
その善意な努力にもかかわらず、天野文政というものは最近逐次ひびが入りつつあります。二条約発効後には更に私は救うべからざるところの楔を打ち込まれるのじやないかと思いますが、若しそういう点について納得ができん場合は、敢然として天野文部大臣は辞表を叩きつけて初志を貫徹して頂きたい。
それだけに大臣の言動は重大だと私は考えておりますので、予算的なものはあとにしまして、先ず大臣に天野文政の基本的な理念について若干お伺いいたしたいと思うのでございます。 私は、お互いは今度の講和條約を結んで、平和というものを具現して行きたいということについては全国民一致しておるわけでありますが、平和というものは飽くまでも民主主義というものが基盤でなければならない。それによつて培われるものである。
併し私の言葉は少し失礼かとも考えますが、私は民主政治家としての天野文政というものは崩壊しつつあるのではないかと感じますので、その立場から質問申上げるわけであります。先ず第一には教育理論的な立場、第二は財政的な立場から一応お伺いいたしたいと思うのであります。
教育の理論的な精神的な方面から、天野文政が、大臣になられた当時並びにその以前における天野文部大臣個人の言動から、これは崩壊するのじやないかという危険を今その点で申上げたわけですが、もう一点は先ほどちよつと出ましたが、教職員資格審査法案というものを提案されることになつておりまするが、先ほどの大臣の答弁の程度では、曾つての天野文部大臣と心てはこういう審査法案には反対ではないかというように私は考えるのです
○矢嶋三義君 このたび補正予算案がここに出されておるわけでありますが、この補正予算は当然来年の本予算とも関連して、いわゆる天野文政の推進的角度から政区部内において交渉を続けられておられると思うのでありますが、私はこの際天野文部大臣にお伺いいたしたい点は、天野文教政策は、いわゆる六・三義務教育の推進と、それから育英事業の推進、科学教育の振興、更に現段階においての重要産業教育の振興、これが天野文政の筋金
この審議の過程におきまして、七カ年問に二百億、そのうちの百億は国庫でやるが、その費用については現在の教育予算の枠外である、決してこれは六三予算あたりにしわ寄せをするものではないということを発議者からも承わり、又確保するということを文部大臣からも承わつたわけでありますが、飽くまでもこれに要するところの予算というものは、決して現在の天野文政のみの予算にしわ寄せをするものではない、枠外に予算を確保すべきものであるということを
なおそれに対しては努力するということを承わつたわけでございますが、その点について大蔵当局の御意見を承わりたいのですが、天野文部大臣は天野文政の筋金として義務教育の振興ということを掲げられておりますし、例の〇・七ではどうしても不十分だ、あの惨憺たる状況から〇・九までどうしても持つて行きたい、と常々大蔵当局に交渉されておるところは大蔵当局としても御承知だと思うのですが、更に天野文政の一つの筋金として科学教育
私は局長に是非耳に入れておきたいと思うのですが、今の御答弁で私は重ねてお伺いいたしたい点は、産業教育に対する局長のお考えはわかつたわけでありますが、今まで不十分だとして天野文政の筋金から進めて来たこの方向をこの産業教育法を重視する余りに、そちらのほうの推進をとめられるという事態が起つては私は困ると思うのでございますが、今も大蔵当局に交渉されて参りました天野文政の推進方法というものをお認めになつていらつしやるかどうか
私大臣に是非承わりたいのは、大臣は天野文政の三本柱として、義務教育の振興ということを常々述べられておるわけでありまするが、現在この問題のために如何なる支障が各都道府県に起つておるかどうか、そういう点について大臣はどういうふうに把握をされておりますか、それを私承わりたいと思う。
どうもこれは天野文政に対する質問になるかと思うのでありますが、一貫性がないんじやないか。曾つては保護し、こういう取扱をして、労組に対してこういう取扱をして来た。ところがこういうふうに変つて来ますと、次々に今後こういうふうに変わるのだと、こういうふうな印象を私は国民に與えるということはこれは重大な問題だと思う。