2017-01-26 第193回国会 衆議院 予算委員会 第2号
その中にあって、例えば思想、良心の自由、さらには、全てというわけにはなかなかいきませんけれども、表現の自由、会見なんかはまさにそういう部分に属するところだというふうに思うんですが、そういったことについては国政に関する機能を有しない範囲において最大限にやはり尊重していかないと、現代において天皇制度そのものも存続し得ないんじゃないかと私は思いますよ。
その中にあって、例えば思想、良心の自由、さらには、全てというわけにはなかなかいきませんけれども、表現の自由、会見なんかはまさにそういう部分に属するところだというふうに思うんですが、そういったことについては国政に関する機能を有しない範囲において最大限にやはり尊重していかないと、現代において天皇制度そのものも存続し得ないんじゃないかと私は思いますよ。
その多くは、天皇制度そのものの意義を大きく変えるようなものではなくて、この一条から八条については、割と、現代仮名遣いへの修正ですとか、条文の書き方を現代の用語にわかりやすく直すようなものが多いわけでございます。この場合はやはり一条から八条までを一括して投票に付すのが現実的でありまして、一条ずつ別々に、莫大な広報コストそれから人件費をかけて賛否を問うようなものではないと私は考えます。
そういうことを考えると、やはり国民がある程度、全部とは言いませんが、多くの方が、多くの国民がこれでいいという納得がなければ、私は、天皇制度そのものが弱くなってしまう、揺らいでしまう、そういうことを非常に懸念するわけであります。
先ほどの先生のお言葉は、やはりそうではなくて、私もそう思うんですけれども、天皇制度そのものの中に歴史的な背景があり、そこの中にこそ権威の源泉そのものがある、こういうふうに考えるんですけれども、現在の日本国憲法の構成との関連で、この点についてどのようにお考えでしょうか。
天皇は権威の源泉であるというお話が最初にございましたが、その権威の源泉のよって来るところが、今の日本国憲法では、まさに国民主権というところにあるということだと思いますけれども、実態としては、やはり天皇制度そのものに権威の源泉があるのではないか、そのどちらなんだろうかという問題意識で、まず最初に御質問させていただきます。