1952-12-06 第15回国会 衆議院 電気通信委員会 第5号
なお日本放送協会では白黒テレビジヨンの次に来るものとして、天然色テレビジヨンにつきましても一応の研究段階を経まして、すでに公開もいたしましたが、さらにこの天然色テレビの方も積極的に研究を進めることといたしております。 以上簡単でございましたが、NHKの現状につきまして申し述べさせていただきました。さらに御質問に応じて補足させていただきたいと存じます。
なお日本放送協会では白黒テレビジヨンの次に来るものとして、天然色テレビジヨンにつきましても一応の研究段階を経まして、すでに公開もいたしましたが、さらにこの天然色テレビの方も積極的に研究を進めることといたしております。 以上簡単でございましたが、NHKの現状につきまして申し述べさせていただきました。さらに御質問に応じて補足させていただきたいと存じます。
もつとも過般FCC、アメリカの連邦通信委員会におきまして、天然色テレビジヨンの方式の一応の決定を見ましたけれども、これは万人の納得するところにはまだ至つておらないように伺つております。従いましてまだ研究の途上だと考えていいのだと思うのでございます。
○政府委員(網島毅君) 只今の点でございますが、八日間に亘る聴聞の中におきまして、一部この天然色テレビジヨンは五年くらい日本ではやらないのだという意見を表明したほうがいいじやないかという見解が述べられたことはございます。
しかしながら委員会といたしましては、その点だけできめたのではないのでありまして、六メガにおきましても、将来の天然色テレビジヨンの画は十分りつぱなものが出るということと、それから経済的にも国民には負担にはならないということ等もあわせて考えまして、六メガを採用した次第でございます。
これ恐らくIREの十月号に載つておるミスター・フインクのペーパーからこれを取つたのではないかと私どもは考えておるのでありますが、同じペーパーのすぐ下に、この天然色テレビジヨンの受像機の設計者は、近い将来にこの三十二本の半分は省ける、実際的に画の上では何ら影響を與えることなしに、半分は省けると約束しているということが、その次の行に書いてあるのであります。
の、実際は主としてニユーヨークヘ参りまして検討もいたしたのですが、私どもは或いはRCA、CBFの会社、或いはABCと、大分いろいろな会社を見て参りましたけれど、先ほど申しましたように、向うの放送事業が何を中心にして、どういう方針の下に運営されておるかという運営の実態を見ることが主でございまして、テレビジヨンたまたま当時は最高裁判所におきましてFCCの決定が指示されたというふうな関係もございまして、天然色
先般発表された「エレクトロニックス」の二月号におきましても、このことははつきり述べられておりまして、天然色研究家は、天然色テレビジヨンは六メガでよろしいということをはつきりその誌上で述べております。ところでただいま将来の技術の進歩その他を考え、一応上の方をあけておいたらどうかというお話でございますが、これはなるほどごもつともな見解と存じます。
それは何が故にそういうことを申上げますかと言いますと、アメリカにおきましては、現在天然色テレビジヨンは凍結になつておりますが、恐らくNTSC即ちBCA、その他の会社が一緒になつて研究しております全電子式テレビジヨンというのが恐らく今年の春頃には聽問会にかかりまして、許可されるような運びになるのじやないかと存じます。
それは只今もお話のありました通り「天然色テレビジヨンは白黒からやるのは無理である、全然別個のチヤンネルでやる、」ということを承わつておりますが、こう私承わつておりますが、私そういう法があるということを千葉博士が述べられました、私はそう申しておりません。先ほど申しましたように、六メガサイクルで天然色をも実現すべきであるということを申しておるのであります。
○証人(高柳健次郎君) 只今の八木先生のおつしやるように、私どももアメリカの天然色テレビジヨンが実用になるということについて非常に心配をいたしております。その一番大きな原因は、複雑性と高価である、こう考えるのであります。それは私ども引例いたしました改良などにも明らかなように、七メガにすれば非常に改良的に、簡單になつて同等の効果が出るというふうに考えます。この点をどうぞ一つ御了承を願いたいと思う。
しかし私どもはああいう実験、ああいう程度のもので、天然色テレビジヨンができるとは考えておらないのであります。従いまして私が先日日本におきましては三年ないし五年はかかるだろうと言つたのは、ただ單に私のでたらめな想像あるいは簡単な気持ではないのでありましてこれは各方面の天然色テレビに対する見通しを総合した結果だと私は考えておるのであります。
○網島政府委員 私どもはもちろん将来天然色テレビジヨンというものに移りかわるであろうということは考えておるのでありまして、今度の標準方式をきめるにあたりましても、将来天然色に移行する場合に障害にならないように、国民に大きな負担がかからないようにということは、常に頭に置いて考えておるのであります。ただいま天然色に移る場合に負担がかかるか、かからないかというお尋ねでしたが、これはもちろんかかります。
従つて日本においても天然色テレビジヨンはある程度完成されていると聞いている。私どもはこれから技術検討を加えようと思つているのですが、そこまで来ているということ々聞いている。そこで各人の考え方としまして、何も白黒の標準ということできめなくとも、いつでも天然色をやり得る、あすでも完成されたら、その標準方式をとれるという方式にきめておいたらどうだ、こういう考え方のように私は拜聽いたしております。
ところで一つの問題は、わが国において天然色テレビジヨンがいつごろ行われるだろうかという見通しの問題でございます。現在天然色テレビジヨンの標準方式と申しますか、一応政府において公認したテレビジヨンの標準方式は、アメリカのいわゆるCBS方式と称するものでございます。
フインク氏が編集しておるところのエレクトロニツクスという雑誌の中で天然色テレビジヨンに関する專門の技術者がいろいろシステムを説明しております。それのプリンシプルス・オブNTSCコンパチブル・カラーテレビジヨンという論文の中の結論でございます。それで若しフインク氏の考えであるというふうにお考えであつたら御訂正願いたいと思います。
私どもは先ほども申上げましたように、現在日本で天然色テレビジヨンがやれるとも考えておりません。従つてそういう点について私個人としての考えは、或いは別な席と申すとおかしいのですが、別の機会に個人としての見解は申上げられますが、委員会としては、現在天然色テレビジヨンを日本に実施する考えは持つておりませんので、今のお答えはいたしかねます。
○政府委員(網島毅君) 私どもは現在すぐ日本において天然色テレビジヨンができるとは考えておりません。日本において天然色テレビジヨンができるのは三年なり五年なりの先であるというのが先ず前提であります。従つて現在アメリカでやつている天然色テレビが六メガであるがために、七メガにすると値段が高い。従つてすぐ日本でも同じ結果が出るのじやないかというふうには私は考えておらないのであります。
先ず最初に見ましたのが、CBSで、これは御承知のようにアメリカにおきまして最も古く、早くからテレビジヨン並びにカラー・テレビジヨン、即ち天然色テレビジヨンに手を着けているので有名な放送会社であります。又NBCのほうは、グランド・セントラル・ステーシヨンの二階の大きな所をスタジオに使つておりまして、そこへ行つていろいろ見たわけであります。
大体この標準方式を今申し上げたような観点から、いろいろ調査を進めて参つたのでございますが、なおその際に考えなければならないのは、最近アメリカで非常に発達しております天然色テレビジヨンとの関係でございます。
先ほど白黒の方式につきまして委員会として一応こういう結論に到達しておるということを申上げたのですが、その際にも申上げましたように、その結論というものは将来天然色テレビジヨンができましたときに、一般国民にそう大した負担をかけないで天然色に移行できる、そういう方式が考えられるという想定、予定の下に白黒のテレビジヨンの方式を標準方式と申しますかそれをきめようという結論を得たということを申上げたのでありまして
御承知のようにアメリカにおきましてはすでに天然色テレビジヨンが実用化の域に入つております。アメリカ通信連邦委員会におきましてはCBS方式の天然色テレビジヨンを採用するという決定をいたしまして、目下この天然色テレビジヨンが普及される途上にあるのでございます。
アメリカにおきましては、天然色テレビジヨンはすでに試験時代を通過いたしまして、法律の規定によつて二箇年間この実施をとめておりまするが、明年からは実施せられるに至るでありましよう。かくのごとく、日進月歩の科学の力は、今日のテレビジヨンを天然色のテレビジヨンにまで進展させている実情にある。
○椎熊委員 ちよつとついでですから伺つておきたいのですが、アメリカではテレビジヨンは普通のことなんですが、来年から天然色テレビジヨンに切りかえるということであります。これは試験時代ではなくて、現に二年前から試験の域を脱しておるのだそうです。ただ現在までのテレビジヨンの会社、受信機等を改善するために莫大な金がかかるので、政府の力で二箇年間これを実施することを押えておるというような状態であります。