1958-04-09 第28回国会 参議院 逓信委員会 第18号
特にこの天然色というのは、おそらく二、三年後にはこれは実用に近い状態において普及されるでありましょうが、そうなる前においてこれは根本の方針を、今、日本の天然色テレビはVHFでいくか。UHFでいくかという問題もございまして、そういう問題につきましても、十分検討し、経済的にも、技術的にも、社会的にも、いろいろの方面から検討し、そしてチャンネル・プランをここに樹立すべきであるというように考えております。
特にこの天然色というのは、おそらく二、三年後にはこれは実用に近い状態において普及されるでありましょうが、そうなる前においてこれは根本の方針を、今、日本の天然色テレビはVHFでいくか。UHFでいくかという問題もございまして、そういう問題につきましても、十分検討し、経済的にも、技術的にも、社会的にも、いろいろの方面から検討し、そしてチャンネル・プランをここに樹立すべきであるというように考えております。
例をUHF、VHFにとってみますのに、UHFのチャンネル・プランをいかに作るべきかというようなことは、現在のVHFを免許しまして、これが日本国中に広がりました今日、どういうふうにこれをUHFのチャンネルを作るべきかということは、現在の白黒テレビも、将来の天然色テレビとも関連しまして、非常に慎重にこれを考慮しなければならぬ事情にあります。
それには私は、今回のチャンネル・プランには盛りませんでしたけれども、天然色テレビが日本に実施せられるとき、そういうふうなときをねらいましてUHFのチャンネル・プランを考えるのがよかろう。この天然色テレビにつきましては、VHFでやる考えもありますし、UHFでやる考えもありますけれども、そういう機会をねらいまして、なるべく早い機会においてUHFが開設するように持っていきたい。
たとえば、今日VHF帯の十一チャンネルのテレビジョンを考えておりますけれども、これがやがて日本では、世界の趨勢に伴いまして天然色テレビをやるという場合においては、これはUHF帯を使うべきかもしれないというようなことを考えます。これについてはたくさん議論がありまするから、今日ここで決定的な意見を申し上げられませんけれども、この天然色には、日本はUHFの使用を考うべきである。
たとえば天然色テレビはどうとか、FM放送はどういうふうに考えているとかいうことをみな書いてある。これでもなおかつ足りないというならば、それは膨大な報告書が必要になってくる、研究論文になってしまう。そういうものを要望されるわけでありますか。
○濱田政府委員 天然色テレビは、日本では一応VHFでスタートしまして、いろいろな情勢を勘案しまして、UHFでも行い得るようにいろいろなことをきめていきたい、そう考えておるのでありまして、VHFにしたからもうVHFだけということではなくして、もし何らかの情勢でUHFでやるという必要があればUHFでもやりたい、こういうふうに考えております。
将来において天然色テレビにはUHFの方がいいのではないかという根拠も多々ありますので、十分に検討してからそのことをきめたい、こういう所存でございます。
○濱田説明員 具体的に説明せよというお話でございますが、それにつきましては、たくさん希望する分野があるのでありまして、その一例としましては、天然色テレビはこの前の委員会で申し上げました通り非常に緊急問題でありますので、これについてぜひ、全部が進めるようにはできないといたしましても、その一部分でも重要な点について研究が促進せられるようにしたい。
次に天然色テレビにつきましては、先ほど松前委員長が言われましたように、私の考えでは非常に急ぐと思います。世界の趨勢は、テレビジョンは天然色に移行しつつある。アメリカはすでに実施に入っております。その他の各国でも大わらわになって、その実現に努力しております。
おそらくそう遠くない将来において天然色テレビが日本でも実現されることと私は考えております。その対策についてやはり当局といたしましても、ほんとうの国民のためになるような方法を作らなければならぬ、そう考えておるわけであります。
しかし事務当局の、ないながらもせっかく一生懸命やろうという熱意だけはわかりますので、その点は十分買いたいと私は思いますけれども、この天然色テレビの問題についても、特に国際放送の問題についても非常に重要な問題ですから、郵政大臣としても本日の予算委員会におけるこういう質問討議の内容については十分に御記憶を願って、将来ともこの点については御努力を願いたいと思うのであります。
○濱田政府委員 天然色テレビにつきましては、ただいまお話がありましたようにきわめて重要な問題だろうと、私ども人後に落ちないつもりをもって考えております。これにつきまして日本の現状は先刻申し上げました通りはなはだ遺憾でありまして、一般製造会社の研究所あるいは大学あたりの研究所でもあまりはなばなしい研究を展開しておりません。
従いましてわが国におきましても、おそくも二、三年後には天然色テレビの試験発射その他に着手を迫られる形勢になろうと観測いたします。そういう意味におきまして、郵政省といたしましては各方面の注意を喚起するように、いろいろな機会を通し、いろいろな人々にこの考えを申し上げている次第でございます。決してあるがままにまかせているというわけではありません。
もう一つ質問申し上げたいのは天然色テレビの将来、私どもから見れば、天然色テレビの時代は非常に近いような感じがいたします。いろいろ経済的条件その他もありますけれども、これに対しましてどういうふうなお考えをお持ちであるかを伺いたいと思います。
テレビの標準方式はいろいろあるのでありまして、鉄道で申せば広軌か狭軌かということをきめるのであつて、慎重に比較検討して、日本の国情と、又いずれ将来問題となる天然色テレビ放送の時代をも考慮して、大事なテレビ標準方式をきめるべきで、軽々に定めるべきではないことを強く主張し、私は富安委員長に強く進言して、翌年一月公聴会を開かしめ、多数の斯界の権威者の陳述を求めたのですが、この多数の意見は、将来の天然色テレビ
なお日本放送協会では白黒テレビジヨンの次に来るものとして、天然色テレビジヨンにつきましても一応の研究段階を経まして、すでに公開もいたしましたが、さらにこの天然色テレビの方も積極的に研究を進めることといたしております。 以上簡単でございましたが、NHKの現状につきまして申し述べさせていただきました。さらに御質問に応じて補足させていただきたいと存じます。
これによりましても、天然色テレビを日本で実施した場合に、先ほどからお述べになりましたように、これが真空管の数は三十二個になりますか、或いはあなたの引用された論文に書いてあるようなそれが半分以上節減されて、もつと数が少くなるかも知れませんが、いずれにいたしましても、半分の十六個ということをおきめになりましても、十六個は七メガの場合と六メガの場合と数が違う。
どうしてもこの将来の天然色テレビというものは、全電子式の方式にならなければいけない。ところでその全電子式の天然色テレビの実験が、この半年や一年の間に日本でできるとは、私たちの見方からすれば、そういう実験が行われるとは考えられないのであります。
従いまして私が先日日本におきましては三年ないし五年はかかるだろうと言つたのは、ただ單に私のでたらめな想像あるいは簡単な気持ではないのでありましてこれは各方面の天然色テレビに対する見通しを総合した結果だと私は考えておるのであります。
一言で申しますと、七メガを採用した場合には、天然色テレビのときには、これは非常な受像機において値段の相違ができて来ると思う。これは送像機においても同様であろうと私は想像するのでありますが、この見通しは概括的に言つてどういうことにお考えになつておりますか、トリカラー・チユーブさえ安くなれば、値段が、安くなれば、六メガでも七メガでも同じだというお考えになつておりますかどうか。
これらの人は相当この天然色テレビについては経験も持ち、又実験もし、そうしてそういう結論を我々に教えてくれたと考えているのでありますが、我々のこういつた研究の結果、我々の報告というものに対しては網島君は、その報告は間違つておつたという御見解をとつているのでありますか、或いはそれはよくわからん、よくわからんが、将来もつともつと発達すれば、網島君の希望せられるようなところに行くかも知れんという希望的な意見
従つて現在アメリカでやつている天然色テレビが六メガであるがために、七メガにすると値段が高い。従つてすぐ日本でも同じ結果が出るのじやないかというふうには私は考えておらないのであります。即ち日本で天然色テレビジヨンができるだろうというところの三年先、五年先にはその問題は解消しているだろうということを考えておる次第であります。
将来は、おそらく天然色テレビ一本の時代が期待せられるのであります。アメリカにおきましては、天然色テレビジヨンはすでに試験時代を通過いたしまして、法律の規定によつて二箇年間この実施をとめておりまするが、明年からは実施せられるに至るでありましよう。かくのごとく、日進月歩の科学の力は、今日のテレビジヨンを天然色のテレビジヨンにまで進展させている実情にある。