1984-07-03 第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第17号
先ほど当初の陳述の中にも申し上げましたが、過去において八戸港で天然水銀によるにもかかわらず汚染されているといううわさが立ちまして東京の築地市場に水揚げをされなかったという苦い経験もございまして、漁民といたしましては、今問題になっておる原子力船、過去に放射線ではございましたがそういうトラブルがあった原船「むつ」でございますので、風評によりましてホタテその他の魚価の低落等が起こった場合には、その基金を使
先ほど当初の陳述の中にも申し上げましたが、過去において八戸港で天然水銀によるにもかかわらず汚染されているといううわさが立ちまして東京の築地市場に水揚げをされなかったという苦い経験もございまして、漁民といたしましては、今問題になっておる原子力船、過去に放射線ではございましたがそういうトラブルがあった原船「むつ」でございますので、風評によりましてホタテその他の魚価の低落等が起こった場合には、その基金を使
まず、厚生省の魚介類の水銀に関する専門家会議のメンバーでありました秋田大学医学部の公衆衛生学の滝沢教授は、「天然水銀による汚染魚と工場からタレ流しにしたメチル水銀を摂取した人為汚染魚とは違うようだ。人為汚染魚を食べた場合あのように水俣病になるが、天然汚染魚を高濃度に食べても水俣病は発生していない。
鹿児島湾産の水銀汚染魚でございますが、先生のお話しのように天然水銀の蓄積によるものと言われておるわけでございますけれども、天然由来のものと人工汚染によるメチル水銀の毒性に相違があるかどうかという点については、確たる実験報告はございませんので、現在の段階では、天然由来というだけで暫定的規制値の適用除外をするのは困難だというふうに考えております。
こういうシステムになるということはこれはもう今日常識のようになっておりますけれども、問題は三千人になんなんとする漁民の救済を抱えておるわけでございますので、天然水銀の自然汚染であるということになりますと、マグロと同じだというふうに、結論が出た場合はすぐいまの出荷規制は解除されるものかどうか、それからされないとすれば、生物実験をして食べて大丈夫だということをやはり証明づけなければならないと思うんですが
そこで、厚生省と水産庁で調査をきちっとしなければならぬのは、天然水銀の場合、これは何かほかの重金属との相殺作用で人体に影響があるのかないのか。さらにマグロとか、あるいはスズキですか、遠洋のマグロなんかは、これは三〇ppmあっても規制の対象にならぬ。そして、この〇・四からちょっと多いのに対しては規制をする。この点はどうなんですか。これは非常に不合理なように私は思う。
しかも、〇・四ppmというのは、これは厚生省で決めたと思うのですが、この天然水銀と、それから水俣のようなああいう人工水銀ですか、こういう水銀との差はどこにあるのか。そうしますと、伊豆七島、あっちの方、いまどんどん海底火山が出だしていますね。あの辺の魚はどうなのか。これについて水産庁はどういう見解を持っておるのですか。
専門家がやはり天然水銀に対する見解が物体によってまちまちである、こういうようなのはどうも私はわかりません。したがってこの問題は、どういうようなわけでキンメダイのほうがだめなのか、マグロはいいのか、こういうような点のもう少し具体的な説明資料、これをひとつ私要求いたします。いまのままでは少し私は国民に対して申しわけない、こう思いますから、ひとつこの点強く要請しておきますが、よろしゅうございますか。
しかしながら、こうしたマグロの天然水銀の研究につきましては、今後ともさらに検討を続けてまいりたいと考えておる次第でございます。(拍手) 〔国務大臣中曽根康弘君登壇、拍手〕
それからさらにマグロの点でございますが、今回、当初厚生省のお考え方の中にも、天然マグロについての天然水銀の含有量といいますか、PPMにつきましても、何らかの形で一つの規制値の対象にするというふうなお考え方もなきにしもあらずのように当初承っておりましたが、今回、最終的に発表になります段階では、天然の海洋でとれるマグロは全然規制の対象にはしないということにきまったいきさつがございます。
マグロについては水銀が多く含有されておるといわれておりますが、これは天然水銀でございまして、さらにまた私どもの日常の食生活の慣行からいって非常に危険なほど分量を食べるという状態にはないということで、あの専門家会議においては暫定基準は適用しないことにしよう、これは日本一流の専門家がきめた水準でございます。さように御了承願っておきたいと思います。
日本のマグロ漁船の乗り組み員はほとんど主食みたいにマグロをずっと食べて生活していても、念のために調べても、毛髪に若干常人より蓄積が多いかなという程度で何の心配も要らない天然水銀であるが、アメリカでは非常に騒いだ。
しかしながら日本の反応は、水産庁は何とか反応したようですけれども、メカジキについてはまだ議論が残っているようですが、インド洋の自然に遊よくしているマグロであってもやはり天然水銀を含んでおる。日本の漁民は、カツオ・マグロ船はそのマグロを年じゅう主食みたいに食べていてどうもない。