1971-03-04 第65回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第5号
先日の天日参考人のお話によれば、これはあなたのほうの調査の結果でございまするが、四十四年度の全国の鉱害量調査を見れば、千三百八億の残存鉱害量がある。一体、いま毎年の鉱害対策予算で、何年計画で、すでに表面に出ておるこの膨大な鉱害量の復旧事業ができるのか、この点についてはどのように見ておいでですか。
先日の天日参考人のお話によれば、これはあなたのほうの調査の結果でございまするが、四十四年度の全国の鉱害量調査を見れば、千三百八億の残存鉱害量がある。一体、いま毎年の鉱害対策予算で、何年計画で、すでに表面に出ておるこの膨大な鉱害量の復旧事業ができるのか、この点についてはどのように見ておいでですか。
○天日参考人 事業団が幾ら金を持っているかというお尋ねであったのですが、おそらくは資本金はどれくらいかという面をお考えになったのじゃないかと思うわけなんです。その点につきましては、先刻申し落としたのでありますけれども、現在政府出資による資本金が四十七億、四十六年度におきまして二十億円の政府出資を予定されておりまして、六十七億円になるわけであります。先ほど申し落としました。
○天日参考人 はなはだ恐縮ですけれども、ようやくいま先生のお尋ねの一つの骨子がわかりましたので、補足させていただきたいと思います。
○鬼木委員長 次に、天日参考人にお願いいたします。
○委員長(川上為治君) 次に天日参考人にお願いします。
○平岡委員長 次に天日参考人にお願いいたします。
○天日参考人 御承知のとおり貸し付け金の償還につきましては、据え置き期間とそのあとに五年均等償還というような方式に最近変わっておるのでありますけれども、当初は少し据え置き期間が短かったり償還期間が短かったりいたしますが、概見して申し上げますと、償還を受けました金額は、賠償関係貸し付けにおきまして十四億一千四百万円、端数は切り捨てて申し上げますが、防止関係において一千七百万円、事業団に対する貸し付けにおきまして
○多賀谷委員 次に担保制度についてお聞きいたしますが、その前に、天日参考人見えておりますので、鉱害基金としては一体いままで幾らくらい融資をされておるか、これを項目別にひとつお聞かせを願いたい。
○天日参考人 それは私どもとしては所管外でありますけれども、会社経理の方式論でありますから、みだりに発言をしないことにさせていただきます。
○天日参考人 井出先生の御要求は承りましたので、資料は後ほど提出させていただきたいと思います。 なお一言申し上げますが、私どものほうとしては保安対策としての貸し出しは、表面上はいまの規定では取り上げられないことになっておりますので、いままでのところはすべて鉱害防止関係として考えて対処しておるわけであります。
○天日参考人 ただいままでのところ坑内充てんに関しましては、先刻ちょっと申し上げましたように、常磐地帯がほとんどであります。したがいましてまだ海底にまで入っていないのであります。
この間、参考人に九州鉱害復旧事業団の理事長の天日君を呼びましたときも、石炭局長もお聞きになっておられましたが、とにかくいまのような状態では、この復旧事業団は破産以外にありませんということを長々言いましたが、私は、天日君は聞き捨てならぬことを発言されておるが、そういう状態であるならばとても復旧なんぞ及びもつかぬことになるではないかということを天日参考人に聞いたことがございました。
○天日参考人 お答えいたしますが、経理の形態論としていろいろ御意見が出ようかと思いますけれども、私自身として考えますところでは、特掲いたすことによりまして格別の重大な支障はないと思います。
○天日参考人 滝井先生のお尋ねに対して、私の立場からお答え申し上げます。 いま先生御指摘のごとく、農林省の運用によりまして、広い面積でありますると、反当たりの頭打ち三十五万円を薄めることができまするので、三十五万円以下におさまる場合が出るわけであります。
せんだっての天日参考人の発言によりますと、現在の百分の一・八三ですか、こういうものではとても法定支払い義務ができないんだ、事業団の財政は破綻するんだ、こういうことを言っております。これについて通産当局としてはどうお考えなのか、お尋ねします。
○天日参考人 法制上のたてまえと御希望の点とが、一緒にまじっていると私は承っております。法制上では、復旧事業団が無権者鉱害の場合に必ず復旧するという規定には、私の記憶では法制上はなっておりません。
○天日参考人 井手先生の御質問にお答え申し上げます。 昨日私が諸先生に申しましたお願いの中に、鉱害賠償基金から鉱害復旧事業団に対しまして、工事資金の貸し付けができるようにお取り計らいをお願い申し上げた点でありますが、何分にも一鉱害賠償基金は三十八年七月に発足いたしまして、まだ満一年も経過いたしておらぬ状況でございます。
それでは天日参考人からお願いいたします。天日光一君。
○天日参考人 第一の利息の点でありますけれども、いま貸し付け利息は六分五厘といたしております。それから預かった金につきましては、四分五厘の利息をつけるという利ざやの関係になっております。積み立て金につきましては、細目について申し上げますと、取り戻した供託金はもとの法律そのままで二分四厘かの利息がつくということになっております。
○天日参考人 ちょっと伊藤さんに申し上げておきますが、これは実は差し上げた最後のページの十行ばかりのところがさわりでありますけれども、さわりを初めから出してしまうとあとがいけませんので、これは戦術戦略と言っては恐縮ですが、質問をいただくことによって皆さんの御認識を一そう深める戦術に出たということであります。
○天日参考人 ごく雑なことを申し上げて恐縮でございますが、二十九年度の例をとりますと、福岡県だけでありますけれども、総工事量の約二〇%がいわゆる鉱業権者不明であるとか、無資力であるとかいうことのために、県なり関係市町村がその分を負担している、かようなメモがございます。なお御指摘のごとく、こまかい数字を手元に持っておりませんので、おわびいたしておきます。
○神田委員長 次に天日参考人にお願いいたします。
○天日参考人 ただいまお尋ねの点にお答え申し上げたいと思います。あるいはお話のごとく、木材の統制時代と申しましようか、割当の困難な時代におきましては、所要量を確保する熱意の余りに、所要数字なども多少多くなるということは、いかなる物資につきましても、さような状況下におきましては、ややもすると避けがたいことかと思うのであります。しかしその実例を存じません。
○天日参考人 ただいまお尋ねの点につきましては、御指摘のごとく石炭山経営者が自山を持つておるのは、ごく異例といわなければなりません。一つの例としましては、北海道炭鉱汽船という会社がありますが、これは山林部という機構を社内に持つておつたように思います。土地柄でもありますし、ある程度の自山を持つておるわけであります。
○天日参考人 ただいま非常に精細な科学的なお尋ねを受けましたので、恐縮いたすのでありますけれども、お説のごとく年輪がつんでおれば、強弱の度合から申して強いということに相なるかと思うのでありますけれども、炭鉱方面におきましては、年輪の密度まではまだ深く論じていないように思うのであります。ただ概括的に申し上げますと、まず一番の適木は二十年生ないし四十年生であります。
○説明員(佐久洋君) 七十九本の竪坑の開鑿によりまして、勿論そのほかに中小炭鉱については合理化工事というものは進めるわけでございますが、これが完成した暁には、いろいろの資料を検討してみますると、大体先ほど天日参考人からお話がありましたように、二十九万何千かの人間で足るという計算になるわけであります。
○政府委員(佐久洋君) 只今経営者側と炭労側の参考意見を伺いまして、現在の生産状況、消費の状況、それから貯炭の状況などについては天日参考人からお話になりましたことにつきまして、更に付加えることはないと思います。炭労の参考人のかたの御意見、誠に私は傾聴に値いする問題が多々含まれておると思います。
○天日参考人 ただいまお尋ねの点でございますが、これはなかなか一概にも申し切れない点かと思うのであまりす。御承知の通りわが国の石炭の価格は、生産コストの関係と需給関係とからきまつて参るのでありまして、自然需給関係から来まして炭価が弱い場合は、どうしても運賃値上げ部分を自己吸収しなければならぬ。
○天日参考人 ただいまのお尋ねにお答え申し上げます。先刻私が、国鉄から出されました資料を参照願いたいと申し上げましたこの鉄道運賃改訂資料でございますが、これの一例といたしまして、北海道夕張から夕張炭を東京、川崎までと思いまするけれども、そのあたりまで運ぶ運賃の表としまして、キロ程が千五百十五キロで、運賃としまして二千五百九十五円であります。
○天日参考人 お尋ねの点ははなはだ申訳ないのでありますが、なかなか精密な計算がとりかねております。これはある方面の御研究によりますと、たしか一般製品だと運賃は製品価格の一%くらいに当るのではないかというふうに出ていたようにも記憶いたすのでありますけれども、物によりましていろいろ違うかと思います。
○天日参考人 御指名にあずかりました社団法人鉄道貨物協会の天日でございます。地域的に申しますと、日本全国を網羅しておるのでございまして、産業の種類から申しますと、農業、漁業、水産、林産、工業、鉱山、あらゆる産業、生産業者、荷主等を含んでおるのであります。この貨物運賃の値上げの問題につきまして意見をお聞き願いますことは、はだはだありがたく御礼を申し上げる次第であります。
○天日参考人 私は実は先ほど運賃引上げによりまして、石炭の輸送量が減るというところまでは申し上げなかつたつもりでございます。但し一般論といたしましては、今春旅客運賃引上げの際に、国鉄が予想されたよりも旅客数が減つていることは事実であります。また今回貨物運賃引上げに際しまして、八割上げたならば、三%貨物輸送量が減少するというふうに想定されておるようであります。
○天日参考人 石炭の値段の話が出ましたので、ちよつと……。 ただいま石炭の価格のお話が出たのですが、石炭は独占価格にはなつておりませんことを、よく御記憶願いたいと思います。これはくどく申し上げませんが、配炭公団のありましたときは、平均炭価三千三百四十四円八十六銭となつております。そのうちの九百五十六円というのは、配炭公団の諸経費等になつております。
○天日参考人 ただいまのお尋ねの問題でありますが、最近の石炭界の情勢は御承知かと思いますけれども、大体中級以上の炭、原料用炭でありますとか、発生炉用炭、一般炭級の中級以上であります。これに対しましては需要が相当強く出ておるのでありますけれども、中級以下の炭につきましては、需要が鈍つておるというのが実情であります。