1988-04-19 第112回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
「根釧・天北等の土地資源に恵まれた酪農地帯においては、大型酪農経営を中核とする高生産性経営群と生産生活諸施設を機能的に配した酪農村の展開を目途に、我が国最大の大家畜畜産地域として、その開発を進める。特に、天北においては、広大な開発適地の活用を図り、開発可能地に乏しい地域における畜産の生産拡大に資するため、それらの地域と連携した生産拠点として機能させるものとする。」こう言われております。
「根釧・天北等の土地資源に恵まれた酪農地帯においては、大型酪農経営を中核とする高生産性経営群と生産生活諸施設を機能的に配した酪農村の展開を目途に、我が国最大の大家畜畜産地域として、その開発を進める。特に、天北においては、広大な開発適地の活用を図り、開発可能地に乏しい地域における畜産の生産拡大に資するため、それらの地域と連携した生産拠点として機能させるものとする。」こう言われております。
○参考人(松川牧夫君) 今、特に北海道では、根釧あるいは天北等で行われている新酪農村建設事業というのがございまして、これは特殊地帯的な大きな事業でございます。そのほかに十勝等で行われているのが畜産公社的な、畜産公社方式と言っておりますが、そういう牧場の建設でございます。私の町にもそれを受けてやっている農家は十戸余りございます。
それからまた、炭鉱開発に伴います鉱公害の防止、たとえば石炭開発が相当露天掘りを中心に行われる地域が天北等ではございますが、こうなりますと上の山林は相当広範囲に影響を受ける、こういったような問題がございますし、それから、石炭の運搬道路を相当整備せぬといかぬ、鉄道というよりも道路運搬でございますので、相当の交通繁雑になる問題等がございます。
しかし「新北海道総合開発計画」を見ましても「根釧・天北等の土地資源に恵まれた酪農地帯においては、大型酪農経営を中核とする」という、こういうことで北海道の根釧、天北についての大型、大規模の酪農経営というものに大きな期待を寄せておるということは、やはりこの酪農経営は多頭化を今日までずっと続けてまいって農家も意欲的にそれに取り組んできたわけでありますが、規模拡大、多頭飼育ということで、大きくなればなったでやっぱり
それから新鉱開発に関する問題でございますが、この新鉱開発がどういう条件下にあるかについては先ほども申し上げましたので重ねて申し上げませんが、この数社共同してやるというような気持ちがあるだろうか、こういうことでございますが、釧路、世知原とかこういうところは別にいたしまして、最も可能性の強い天北等につきましてはあの地区に数社が鉱区を持っておるわけでございまして、これを一緒にして開発しなければ話にならない
第三点は、根釧、特に天北等につきまして、農林あるいは水という一次産業の中で、それの地域全体としての調整を図る必要があるのじゃないか、なかんずく農業地図というふうなものの検討を今後進めるべきではないかという御指摘でございますが、局部的には、まさに農業と漁業あるいは農業と林業の間の調整の問題が北海道でいろいろ出ておるところでございます。
また天北等につきましては、すでに三菱の方からも、電力の方でお使いいただくならば是非開発したいのだ、融資面については、あるいは投資面については、話を聞いておりませんけれども、希望のあることは事実でございますので、決してただ架空にこの点を、ここへ答申の形で出しておるのではございませんで、ある程度具体性があるということをお含みおきいただきたいと思います。
と同時に、開拓資金の問題も重要でありまして、今後の開拓は、網走、根釧地区あるいは天北等、従来よりも一そう経営面積を大きくし、しかも有畜経営を必要とする地方へ重点がかかってくるのであるから、入植にはより多額の資金を必要とするようになると思われます。