1973-06-06 第71回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第14号
時間があるともっとお尋ねしたいのですけれども、福井県の大飯原電をつくるときに、百十七万キロワットの日本で最大のものを二つつくる。われわれ委員会で、まだ世界でどこにも動いていないものをつくるのではないか、それから緊急冷却装置がつけられるので、災害のようなものを防ぐ一つの大きなてこにもなるというような説明がありました。
時間があるともっとお尋ねしたいのですけれども、福井県の大飯原電をつくるときに、百十七万キロワットの日本で最大のものを二つつくる。われわれ委員会で、まだ世界でどこにも動いていないものをつくるのではないか、それから緊急冷却装置がつけられるので、災害のようなものを防ぐ一つの大きなてこにもなるというような説明がありました。
たとえば、しばしば指摘しましたが、苦狭湾で大飯原電や、高浜原電、周辺五キロからちょっとのところには、夏は、土曜、日曜は何十万の海水浴客が、お客さんがいる。もしそれを低人口地帯として指定をして、こういうところはなるべく避けたほうがいいということになれば、これは、設置の基準というか、私は現実的な判断というのは変わってくると思うんです。
大飯原電はそれよりも大事をとって二千百五十度と、まあ大飯原電の安全審査が認可されたときには、これが原子力委員会の一番の説明の、安全度を言うところの一番最初の説明事項だった。ところが、すぐその後アメリカは千八百五十度というように、ずっとこの温度を落とした炉が提案をされている。この中で、ドイツの場合は千六百五十度Fですね。九百度C。千六百五十度。
○辻一彦君 いや、だから私は去年の三月十日、大飯原電を、安全審査で結論を出した、審査を出したあとに国会で取り上げた。それは安全審査専門審査会は工学的な安全を中心にやっておられるから、環境のことを安全審査専門審査会でやらぬのですかと言ったら、それはいま大臣答弁のように、何もかもやれないと。だからそれは別途ほかでやらなければいかぬ。じゃどこでやるのだ。やるところがない。
これを比べてみると、私は、大飯原電の場合についても、温排水の影響が一部に局限されるという言い方は、これは誤りである、こういうふうに思いますが、また同様、同じ試算方式に従って温排水の拡散範囲を美浜の現に動いている七十四万キロによって実測をしてみた環境庁の数字とその試算の数字というものはかなり大きな開きがある。これは私は認めざるを得ないと思うのです。
あなたは去年、一昨年の十二月に大飯原電が美浜、たくさんの原子炉が審査中に初期にやりなさいというときには、これは審査中だ、審査が終わったら、行政的に終わったものを審査することは、これ公聴会をやることはむずかしい、そうして、いまこの福島原電が審査中なのにもう審査の終わりに近づいているから、これはやれない、こんなことで通用できますか、一年半にわたる国会においてこの公聴会の問題をめぐってこれは全野党からも、
特に大飯原電が安全審査を終わった段階で、少なくもあれだけ世界最大クラスの、日本最大の原子力発電の問題である、それからあれだけの集中する大型集中化という、この二つの条件こそ最も必要な条件に合うのではないかと言って強く迫りましたが、遂に臨時国会の二、三日前に結論が出て、残念ながら追及がきかなかったと、こういうことになっております。
○辻一彦君 どうも、局長の意見を聞いていると、せっかくの長官答弁がだんだんあとへ下がるように感ずるんで、たとえば若狭の大飯原電のときに安全審査の結論が出たから、審査中であったからやめてよかったんだと、こういうお話ですね。
少なくも前に大飯原電は審査会の結論が出たんだからこれは別として、こういうお話ですと。まあ私たちも幕切れになったのはやむを得ないとしまして、少なくともいま福島あたりにはあれだけ六つもつくって審査中ですよ。それについて公聴会をやるって、一体いつやれるのですか、そんな。後退の一方ですよ。長官どう思いますか。
かなり厚いですね、やはり大飯原電のこの申請書が用意をされておるんですね。私にはこんなものしか、成規の国会の委員会の要求に対してこの程度しか出されていないわけですね。それから、まだまだこれはありますがね。たとえば福島の三号炉についてここに添付資料があります。私はこれは科学技術庁に幾つかの原電の企業の出した申請書を出してもらいたいというと、ほとんどこの程度ですよ、何冊も出ましたが、こういう程度です。
たとえば、大飯原電一号、二号炉はいずれも出力百十七万五千キロワット、世界における最大のクラスであります。この三月、私は、科学特別委員会において、私が入手した資料に基づき、大飯原電と同型同出力のアメリカの大型原子炉セコイヤーの資料が国会図書館にあることを確認し、その資料提出を要求いたしました。
大飯原電、これはまあ百十七万五千キロワットですから一千億かかりますね。
そうしますとね、科学技術庁のほうは、大飯原電二基で二キロ、水産庁は、二基になれば大体四キロということになると思うんですが、さらに北海道のほうを計算すれば、これはもう少し大きな数字に私はなると思う。こういう点で、かなりな範囲にこの温排水が拡散をするという可能性があるわけですが、しかも、これについて北海道の水産部長は、こういう「はし書き」を書いております。
○辻一彦君 で、まあ安全の問題は深く入りませんが、たとえば、参考までに申し上げておきますと、若狭湾に大飯原電という、いま問題になっている、安全審査はパスしましたが原子力委員会がいろいろな地元の動き等によって設置の認可をまだされていないところがあります。一基百十七万五千キロワット、二基ですね。
第二は、私は温排水の問題を少し論議をしたいんでありますが、三月の二十四日の科学の委員会でいろいろ明らかになった中で、科学技術庁の、温排水の拡散範囲は、大飯原電百十七万五千キロワット、二基ですね、大体、沖合い二キロまで拡散すると、こういうふうな計算をされて、私どもへあと数式も出されたわけなんです。水産庁は、一基でもって、それは二キロ。
きょうは、私はあまり質疑をする準備をしていなかったのでありますが、きのう、おとといの電産会議の総会に出て、そこでいろいろ聞いた内容あるいは入手した資料がありますので、一、二点だけ、大飯原電等の安全の問題について最初に触れて質問をいたしたいと思います。
○辻一彦君 私は、時間が、小林先生も含めて、切れましたので、あとの方の質問もありますから、これで打ち切りたいと思いますが、最後ですが、これは、いまいろんなあっせんがあり、その中で無理に公聴会を開け、こういうふうに私も言いませんが、少なくも国会の附帯決議やこういう論議を通して、現段階でなかなかうまく進まないとか、あっせんが十分になかなか進まない、そういう場合には、少なくも公聴会を開かざる限り、大飯原電
そういう意味で、何か大飯原電は、いわゆるウエスチングハウスの最新鋭の機械ですか、どこかと似たようなものがあると思うのですが、その点はどうですか。
○辻一彦君 これだけ世間を騒がしているというか、論議になっている百十七・五万キロワットの大飯原電と全く同じ出力がアメリカにちゃんとあって、七〇年に着工しているというんでしょう。それを、内容を御存じなくして……。少なくも、これを御参考にされる必要が私はあると思う。
○辻一彦君 それでは、ひとつお伺いしたいのですが、この大飯原電の百十七万五千キロワットのモデルですが、こういうものは一体アメリカで、どの原電をモデルにされているか、ちょっとお聞きしたい。
そこでこの大飯原電一、二号、美浜三号炉のいま申請中にかかるこの審査の見通しというものをどういうふうに持っておるかということが一つ。 もう一つはお約束いただいた公開質問状はもう三月以上もたっておるので、早く原子力委員会で御検討いただいて出していただくというお約束でありますので、出していただきたい、それはいつお願いできるか。その二点をお伺いいたしたい。
それから大飯原電の一、二号は、申請中にかかわらず大規模な工事が行なわれて、初めに町と企業と約束したというんですが、行なわれた仮協定について地元住民の猛烈な反対運動が起こったということで、関電のほうから、企業のほうから仮協約を破棄してきた、電話ではありますが、役場に対して、前の町長に対して破棄してきたわけですよ。
しかも、目と鼻の五キロのところに高浜原電八十二万六千キロワットが二基、言うならば百六十五万キロワットの原電が、たった五キロのところにつくられているし、百十七万の二つの大飯原電二百三十万キロワットは申請中ですが、十キロ以内のところにいまつくられようとしておる。
敦賀の三十三万キロワットの出力については、この計算でいくと、低人口の地域は十六・一キロ、人口中心地から一定の距離は二十一・四キロ、福井県の例だけ言いますと、五十万キロワットの場合は、その関係は二十四・四キロと二十八・五キロ、八十万キロワットでは三十キロと四十キロ、百万キロワットで三十四キロと四十五キロ、大飯原電のように百十七万キロワットになりますと三十八キロと五十一キロというように、このアメリカの以前
○辻一彦君 政府のほうへ申請が出ているわけではないんでありますから、御答弁でわかりますが、ただ、大飯原電の予定地を見ますと、企業のほう、関西電力のほうは、大体ここに六百万、大飯原電だけで六百万キロワット、百万キロワットクラスを五ないし六基つくるような計画も持っておると、こういうことを聞いております。