1948-06-25 第2回国会 衆議院 不当財産取引調査特別委員会 第37号
そうすると前尾氏が大阪造幣局長に行かれたのも、あるいはその方が適任であるということで行つたのかもしれないし、あるいはまた栗栖さんとの特別な関係で行つたのかもしれないということの眞相をつかみたいのですが、わかりませんか。
そうすると前尾氏が大阪造幣局長に行かれたのも、あるいはその方が適任であるということで行つたのかもしれないし、あるいはまた栗栖さんとの特別な関係で行つたのかもしれないということの眞相をつかみたいのですが、わかりませんか。
○武藤委員長 その後前尾氏が大阪造幣局長に左遷されたというようなことで、多少ここの委員会で問題になつたのですが、それは栗栖氏の意図に基くものではないかというような疑いがもたれている。池田、栗栖、前尾の関係をあなたは知つておつたら言つてもらいたい。
○武藤委員長 そうしますと、当時の主税局長は前尾氏であつたと思うのでありますが、前尾氏はその後いくばくならずして大阪造幣局長に轉任を命ぜられておるけれども、その間の事情を述べてください。
○武藤委員長 主税局長から大阪造幣局長に最近轉任するということは、これは普通の場合ですか。言い換えますと栄轉というか、左遷というか、これはどういうのですか。
○武藤委員長 前尾前局長が大阪造幣局長に轉任をしたのでありますけれども、その理由はどこにありましたか、御存じありますか。
竹中工務店を差押えしたことがよくないというわけで、栗栖藏相が、そいつはどうもあなたが惡いんだというようなことで、あなたを主税局長から大阪造幣局長に左遷をしてしまつたらしいということが流布されておるんだけれども、ほんとうはそういうことではないのですか。
○武藤委員長 そこでもう少し聽きたいのですが、何ゆえに本省の主税局長であるあなたの意思に反して、池田氏から氣の毒だけれども大阪造幣局長に行つてもらいたいという話があり、あなたもどうもおもろしくなくてやめたいくらいだけれども、がまんして行つたというような話で、どうもすつきりしない。そこに何か理由があるんだと思いますね。
まず竹中組、清水組に関する問題を一括しまして、前尾大阪造幣局長、池田前大藏次官、大阪財務局長、平田主税局長、愛知銀行局長、長沼管理局長、麹町税務署長、大阪北税務署長、竹中工務店代表といたしまして会長竹中藤右衞門、同竹中錬一両君、竹中工務店経理部長及び藤田榮代議士、清水組関係につきまして清水組代表清水康雄君、この諸君を來る五月八日午前十時に当委員会に出頭を求めて、証人として喚問いたしたいと思います。
その結果が主税局長から大阪造幣局長に左遷されたという、かつて例のない事件が持上つておると称せられておるのであります。そしてこの竹中氏の問題の場合におきましては、栗栖大藏大臣が関係局長、たとえば長沼管理局長なんかを暮夜ひそかに呼んで、竹中とか清水組とかいうふうな者が列席の上で融資を命令する。