1975-12-23 第76回国会 参議院 大蔵委員会 第7号
○政府委員(原徹君) 大量国債を発行するに際しまして、私どもも個人消化というものについてどう考えるのか。確かに日本の金融資産の構成を見ますると、これは貯蓄でございまして、債券の方は、言うなればキャピタルゲインとかロスとかがございます一種の投資でございます。どうも日本のそういう貯蓄を見ますると、セービングと申しますか、貯蓄、そしてそのために金融機関に貯蓄が集まる。
○政府委員(原徹君) 大量国債を発行するに際しまして、私どもも個人消化というものについてどう考えるのか。確かに日本の金融資産の構成を見ますると、これは貯蓄でございまして、債券の方は、言うなればキャピタルゲインとかロスとかがございます一種の投資でございます。どうも日本のそういう貯蓄を見ますると、セービングと申しますか、貯蓄、そしてそのために金融機関に貯蓄が集まる。
たとえば新聞報道を見ても、「大量国債、住宅ローンも圧迫、新規貸し出し急降下」、あるいは、「自治体の需要急増、地方銀行資金繰り急速に悪化」などの見出しを探すことは大してむずかしいことではありません。ところで、市中に思ったほど消化能力がない場合、大臣としてどうされますか。それでも予定した額は発行するという態度をとった場合、現実の消化能力との差は、結局は日銀に依存せざるを得ません。
これじゃどんどん、いま大量国債といいますか、そういうときがきて、どういうふうにして一体——先ほども大蔵大臣に私はお伺いしましたけれども、一つの歯どめをこしらえ、健全な財政運用をしていく、そういう見地から考えていくならば、やはり返す方法についても一応納得のいく形を示すということが、償還計画を国会に提出する義務になってくると私は思うのですよ。
私は、いまの形でいくならば、やはりこういうふうに年間五兆もあるいは六兆もという大量国債を発行するということになりますと、ここにいろんな問題が出てくる。いわんや、究極はインフレの再燃になるというふうなことを考えざるを得ないわけです。したがって、こういう形をどういうふうに今後考えていこうとなさっていらっしゃるのか、簡単に説明してください。
○加藤(清政)委員 次に、政府は財政欠陥の補てん策として、補正予算では建設国債一兆千九百億円、赤字国債二兆二千九百億円の国債発行をしようとしておるわけですが、このような巨額の国債の発行には厳格な歯どめ策を実施しなければ、インフレを誘発する大変な危険性があると考えられるのですが、ちなみに国債依存度が本年は二六・三%、そして昭和十四年の戦時国債華やかなりしころの最高時に二八・八%ということで、第二の大量国債
その大量国債が市中消化された場合、民間金融を圧迫し、やがては日銀買い上げから通貨の膨張を来し、インフレを招くのではないかとの強い懸念と不安を抱く向きもあります。今後日銀は物価安定、景気回復等の難問題の解決について重大な責務を課せられていると思います。
第一番は、この大量国債の発行は財政経済政策を政府が誤った結果ではないか、こういう責任はどうするのかというお話でございましたが、政府は経済政策については絶えず反省は加えます。しかし、今回の場合、大筋において政府の経済政策が誤っておったとは考えないのでございます。
さらには、来年度以降の財政がどのような姿になるのか、今後大量国債を抱えた財政にいかに対処されようとしているのか、全く不明確であります。私は、政府のその場しのぎの財政運営に厳しい反省を求めておきたいと思います。 第三の理由は、補正の内容が国民生活の向上に直結をする施策を軽視している点であります。
さらに、来年度以降の財政がどのような姿になるのか、今後大量国債を抱えた財政にいかに対処されようとしているのか、全く不明確であります。政府のその場しのぎの経済運営に強く反省を求めたいものであります。 第三に問題になる点は、補正内容の陳腐さについてであります。
さらにまた、来年以降の財政がどのような姿になるのか、今後、大量国債を抱えた財政にいかに対処されようとしているのか、全く不明確でありまして、政府のその場しのぎの経済運営に強く反省を求めたいのであります。
さらに、来年度以降の財政がどのような姿になるのか、政府はいかに今後大量国債を抱えた財政に対処しようとしているのか、全く不明確であります。政府のその場しのぎの場当たり的財政策については厳しく批判しなければなりません。
もうすでにいまでも、この大量国債発行が決まってから以後、公社債市場では既発債が値崩れをしておりますね。だから、これからは日銀が、もし成長通貨の供給の枠を超えたような状態になってきてしまって、買いオペをしない、ある枠でとめてしまうというようなことになれば、金融機関は当然それは市中に売るでしょう。それをとめるわけにはいかないでしょう。そうすると当然既発債が値崩れする。
しかも、こういう大量国債発行に伴う大型予算によってインフレの懸念性が非常に増大するという点から、われわれにはどうしても納得できない。 で、次にお伺いしますけれども、昭和四十八年度の税制改正前の租税及び印紙収入額は十一兆四千百四十一億円、そのうち四十七年度当初の租税印紙収入から差し引いた自然増収額は二兆五千六百五十六億円だと思います。
○松井誠君 私がわれわれの基本的な態度として、つまり政府あるいは国債を発行する権力の性格なり信用が問題だと言ったのは、そういうことも含めて、つまり、これから先、この大量国債の発行というものは日本の財政の中で定着をしないのか、定着をするという危険性が私は非常に強いと思う。
しかも、大量国債発行による公共事業の遂行が、地方財政の圧迫と地価高騰を招くことも必至なのであります。これらの点を全く配慮せず、安易に大量の国債発行をしたことに反対せざるを得ないのであります。
しかも、四十七年度における大量国債発行による公共事業の遂行が、地方財政の窮乏あるいは地価抑制策が皆無にひとしい現状の中にあっては、地方財政の圧迫と地価高騰を招くことは明らかであります。 われわれは、たとえ国債発行をやむなしとする場合でも、地方財政への配慮や地価対策を講じることはもちろんのこと、歳入面の不合理是正、歳出面の総洗い直し、さらには国債管理政策の確立が必要だと考えるのであります。
そうかといって輸出にもいけないというときに、この大量国債の発行という、そういう財政というものにたよってくる、そういう日本の財界の体質というものが私はあると思う。
さっきおっしゃったいろいろな金利機能の問題というのは、ここで問題をきちんとしないと、大量国債発行というのはきわめて危険な状態をもたらすというふうに感じておるわけでありますが、この間の長期金利改定という、この改定は、私はそういう意味では弾力化、自由化に逆行した、こう判断しておるのですが、会長はどういうふうにお受け取りになっておるか。
なぜならば、前年度は不況下にあって、景気刺激策としての大量国債発行を含めた積極財政であったためであります。これを基準として云々することは、それ自体景気刺激性のあるものと見なくてはなりません。四十二年度の景気、特に後半は十分警戒すべきであります。経済企画庁もこのことを認めており、政治的判断からこの発表が押えられているほどに景気の先行きは過熱傾向にあります。
なぜならば、前年度は、不況下にあって景気刺激策としての大量国債発行を含めた積極財投であったためであります。これを基準とすれば、景気刺激型と見なくてはなりません。四十二年度の景気、特に後半は十分警戒すべきであります。経済企画庁もこのことを認めており、政治的判断からこの発表が押えられているほどに、景気の先行きは過熱傾向にあります。