2014-06-19 第186回国会 参議院 国土交通委員会 第23号
アジア新興国を始めとする世界的な海上輸送貨物の増加に伴い、大量一括輸送としてコンテナ輸送船舶の大型化が、海上輸送の効率化という観点により時代の潮流となって進んでおるところでありますが、まさにパナマ運河の拡張はその傾向を更に加速をさせていくというふうに感じております。
アジア新興国を始めとする世界的な海上輸送貨物の増加に伴い、大量一括輸送としてコンテナ輸送船舶の大型化が、海上輸送の効率化という観点により時代の潮流となって進んでおるところでありますが、まさにパナマ運河の拡張はその傾向を更に加速をさせていくというふうに感じております。
逆に大量一括輸送になじまない、つまり鉄道が鉄道特性を発揮できない分野につきましては、省エネルギー及び地域住民擁護の観点から有効適切な輸送体系の形成を図りまして、あわせて公的助成の道を開いてその解決を図るというものでありますので、まさにこれは先ほど私が申し上げました全世界がいま真剣に取り組まなければならない省資源、省エネルギーという大命題に合致する時宜を得た施策、構想だと思うからであります。
特に、その大量一括輸送という面に非常に特色を持っております。したがって、これは当然併存し得るものであると思います。欧米におきましても鉄道は一時衰退いたしましたが、最近また自動車が激増し出しますと、鉄道へまた還元してくるという傾向も顕著でありまして、高速性を持った鉄道ができれば、十分、貨物においても旅客においてもこれは特性を発揮し得るものであるだろうと思います。