1962-04-10 第40回国会 参議院 外務委員会 第11号
終戦の年の九月、タイは日本に対し、日タイ同盟条約及びこれに関連する一切の条約及び協定は、先ほど申しました両国大蔵省間覚書をも含めて終止したものと見なす旨を通告して参りましたので、特別円勘定残高約十五億円はこれをいかに処理するかについての基準がなくなったまま、わが国のタイに対する債務として残っていた次第であります。
終戦の年の九月、タイは日本に対し、日タイ同盟条約及びこれに関連する一切の条約及び協定は、先ほど申しました両国大蔵省間覚書をも含めて終止したものと見なす旨を通告して参りましたので、特別円勘定残高約十五億円はこれをいかに処理するかについての基準がなくなったまま、わが国のタイに対する債務として残っていた次第であります。
「これは、日・タイ間の大蔵省間覚書、またその覚書に基づきます日本銀行と向こうの大蔵省、あるいはあとになりましては大蔵省の仕事がタイ銀行に移りましたが、タイ銀行との間の協定ができまして、その協定に基づきまして特別円勘定というものが日銀に設定されたのでございますが、しかし、この内容といたしましては、貿易勘定も含めまして、軍費の調達をも、要するに日・タイ間のあらゆる決済をこの勘定でやるんだ、こういうことでございます
○中川政府委員 これは、日・タイ間の大蔵省間覚書、またその覚書に基づきます日本銀行と向こうの大蔵省、あるいはあとになりましては大蔵省の仕事がタイ銀行に移りましたが、タイ銀行との間の協定ができまして、その協定に基づきまして特別円勘定というものが日銀に設定されたのでございますが、しかし、この内容といたしましては、貿易勘定も含めまして、軍費の調達をも、要するに日・タイ間のあらゆる決済をこの勘定でやるんだ、