1998-05-26 第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第17号
そこで、大蔵省金融検査官への接待問題について、こういうコメントを述べられている。
そこで、大蔵省金融検査官への接待問題について、こういうコメントを述べられている。
また、総理は、大蔵省金融検査官の逮捕を機に、公務員倫理法の制定が必要であると従来の方針を変えておりますが、既に一月の逮捕から二カ月が過ぎました。その間に、日銀の課長の収賄による逮捕も起きました。さらに、大蔵省からの出向者による覚せい剤事犯というようなおまけまで出ました。 国民の公務員に対する不信が募っている中で、いつになったら国会に提出するのか。
さきに摘発された大蔵省金融検査官の汚職は、金融システムの秩序維持の名のもとにまかり通ってきた大蔵官僚と金融業界の癒着を象徴する事件でした。金融検査官が検査対象の金融機関から高額の接待を受けたり、銀行の子会社にマンションを値引きさせて購入したり、検査のスケジュールを漏らすなど、事実とすれば極めて悪質な汚職であり、言語道断であります。
自民党議員への利益供与、道路公団理事や大蔵省金融検査官への接待疑惑、自民党への巨額の政治献金、金融業界への天下りなど、政官財癒着の体質を断ち切る改革を図ることこそ急務であります。 総理は、こうした体質をそもそも異常だと認識されていますか。それを正すためにどんな具体的な方策をお持ちですか。