1948-01-27 第2回国会 参議院 本会議 第8号
戰前の一切の政治的大罪惡を反省するどころか、彼らの今まで動かして來た帝國主義的野望を現在においても達成しようとするのである。今日國際信義を得る途は、外交上の策動を、こういう策動を拂拭するばかりではない。戰犯人、戰爭責任者一切を糾明し、追放して、民主主義発展の大道を打開することである。
戰前の一切の政治的大罪惡を反省するどころか、彼らの今まで動かして來た帝國主義的野望を現在においても達成しようとするのである。今日國際信義を得る途は、外交上の策動を、こういう策動を拂拭するばかりではない。戰犯人、戰爭責任者一切を糾明し、追放して、民主主義発展の大道を打開することである。
總理大臣はりつぱなる宗教家であられますから、よくおわかりと思いますが、日本國民の半数は食糧が少し足りないために怠けるという大罪惡を犯しておるのであります。怠けるという大罪惡は、人類歴史始まつてからの犯罪でありまして、これは主義主張のいかんにかかわらず、私は罪惡と思うのです。この大罪惡を犯しておるのです。
政治家無能のために、國民にかくのごとき大罪惡を犯さしめておる。また國民が生存権も得てない。かような事実も、われわれは深く深くこれを認識しなければならぬのでございます。そこで私は、自由販賣を唱えるにいたしましても、まず三合配給をしたる後の自由販賣、このくらいの元気を政治家はださなければ、ともに政治を語るべからずと思います。 次に、かようなことを認識いたしまして、これが対策を示します。