1954-05-11 第19回国会 参議院 法務委員会 第33号
○羽仁五郎君 午前中に伺つた時には大分安心したのですが、先ほど一松委員からの御質問に対するお答えで、まだ何だか危なくなつて来たので重ねてお伺いいたしますが、要するに私は初めから問題にしているのですが、この秘密という観念で行くか、クラシフアイド・マテリアルという観念で行くか、これは大竹公述人の御意見の中にもそれがありまして、その意味で大竹公述人の御意見は標識を附するということによつて、これが秘密であるということができるほうが
○羽仁五郎君 午前中に伺つた時には大分安心したのですが、先ほど一松委員からの御質問に対するお答えで、まだ何だか危なくなつて来たので重ねてお伺いいたしますが、要するに私は初めから問題にしているのですが、この秘密という観念で行くか、クラシフアイド・マテリアルという観念で行くか、これは大竹公述人の御意見の中にもそれがありまして、その意味で大竹公述人の御意見は標識を附するということによつて、これが秘密であるということができるほうが
○羽仁五郎君 先日、本委員会で公聴会を開催せられましたときに、大竹公述人もそういうことをおつしやつていたと思うのでありますが、旧軍機保護法或いは国防法保安法、そういう時代には日本が本来的な軍事上の秘密があるという考え方の上に立つておる。けれども今日の日本としては日本に本来的な事事上の秘密プロパーというものはないという考え方の上に立つべきものだというふうに了解できる御意見を述べておられたのです。
それでは先ず大竹公述人に御発言を願います。
○大竹公述人 今回電源開発促進法案が今国会に御提案をされましたことは、まことに時宜に適したものと考えます。その趣意については心から賛意を表するものであります。わが国の現状からして、未開発の大規模な電源地帯の開発は、国家の総力をもつてなさねばならぬと思いますので、この法案に対しまして賛意を表するものであります。 次に本案に対しまして私の所見を二、三申し述べてみたいと存ずるのであります。