先ほども両先生のどなたかお触れになりましたけれども、中国が将来もし臨海の日本に近いところで大火力発電所を次々に建てるということになれば、日本は当然、中国から飛んできた黄砂も受けているわけでございますから、これは将来中国に原因のある酸性雨の被害を日本が受ける、日本国内で幾ら一生懸命規制をしてもそれはだめであるということも可能性として起こり得るわけでありまして、そういった場合に、やはり問題が深刻化した後
末廣重二
また、LNGが大量に使われる大火力発電所ができましたら、これは世間の人が、発電所ができたのだから、これは補償法による費用を払ってくれるだろうとお思いになりましても、ゼロのはずでございます。一方、窒素の酸化物はそれなりに出てまいります。
鈴木武夫
あるいは原子力発電だけに限定しているが、たとえば石炭火力の大火力を置く場合には考えられるとしたら一体なぜなのかという問題が起きる。水力というのはダムをつくれば相当広範囲に影響を及ぼすが、一体どうなのかという問題が起きる。
水田稔
そこで問題は、一つは中小の、たとえば千キロワットの発電機をダムに取りつけるのも百万キロワットの大火力をつくる場合も同じだけの手続が要るわけです。こんなに書類が要るわけですね。それは、電力会社というのは専門家を山ほどそろえておるわけですが、地方の公営企業等がやる場合には、人員の点でもあるいはふなれな点で、しょっちゅうやらぬわけですから、大変な手間がかかるわけですね。
水田稔
近ごろエネルギー産業と申しますか、石油精製あるいは大火力発電所さらには原子力発電所というようなものが非常に立地が困難になってきている、こういう事情があるわけです。なぜ立地困難になっているのかということと、どういう考え方でこれを処理していこうと考えておられるか、その考え方をまずお尋ねしたい。
米内山義一郎
たとえば、最近におきましては新潟地震あるいは十勝沖地震におきましても、付近に大火力がございましたけれども、何ら損傷もないという経験もございます。電源関係は非常に対策を講じておりますが、先ほど先生からお話のございました配電関係につきましては、停電対策というものに重点を置いて、復旧体制に対して、迅速な応急措置をとるようにしております。
鈴木篁
○上林繁次郎君 最終的には百二十七万キロワットという大火力発電所を目ざしているというふうに聞いておりますけれども、そうなりますと、この冷却用温排水というものが漁業にどのような影響を来たすか、これは非常に大きな問題だと思うのです。そこでその調査の結果をお聞かせ願いたい。
上林繁次郎
そういったことから、やはり大火力発電所をこれからつくっていかなければいかぬということを考えますし、大火力発電所ということになれば、いままでたとえばある一定の小さなと申しますか中規模の工業地帯に一つ発電所をつくる、あるいは五、六社集まったところの中に一つつくるというようなかっこうでなくて、もう少し広域を対象にしたかっこうの発電設備というものをつくっていかなくちゃいかぬ。
林義郎
尾鷲市からは、昭和三十七年低開発地域工業開発地区の指定を受け、三十九年より大火力発電所並びに関連石油工場の操業開始に伴い大気汚染、超大型タンカーの出入りによる揚油時の海水汚染等の公害が生じて、これが対策に苦慮している。
小笠公韶
特にその水力調整の機能は、今後の大火力発電への趨勢に伴って、水力、火力の組み合わせ運用による経済性追求のため効果を発揮するものと期待されております。なお、今後の問題として、尾瀬ケ原開発に関して支流の伊南川を含め、電発、東京電力、東北電力の三者による単一計画が検討されております。
吉武恵市
大きく申しますと、たとえば廃ガスから出る亜硫酸ガスを経済的にとるにはどういうふうにしてとったらいいか、小さい工場から出るところの排除方法はある程度できておりますが、大火力発電所から出てまいりますところの廃ガスの中の亜硫酸ガスをいかに経済的にとったらいいかというようなことは、まだ解決しておりません。これは外国におきましても同じでございます。
黒川眞武
第二点は、開発の広域運営をする、たとえば只見用の高いのは東電で買って、東電のつくる大火力の安いのを東北に送るという場合もある。そして東北の料金の再値上げを広域運営によってできるだけ押えていこう、こういうような趣旨も申されたと思うのであります。この法律には、広域運営について具体的にどういう方法でやるかということは明記してない。精神的な、訓示的な規定しかございません。
板川正吾
全体としては送電技術の改善でありますとか、大火力の誕生でありますとか、十年前とはかなり違った要素が入ってきておるわけでございますけれども、私ども見ますところ、広域運営というものが現在東京、東北、電発問で行なわれておりますような形で行なわれていくならば、何も私企業についてとやかくこうしたほうがいいんじゃないか、といったようなことを企業形態に立ち入って申す必要は、私どもの立場からはないのではないかと。
宮澤喜一
なお、引き続き二基を増設工事中で、これは明年中に完成する予定でありまして、これが完成の暁には、総出力百二十五万六千キロワットの大火力発電所となります三重火力は四基で総出力三十四万一千キロワットでありますが、ボイラーとタービン発電機が一すべて屋外に置かれているのが特徴となっております。
大河原一次
○桜内参考人 先ほどお話し申し上げたと思いますが、四十万キロワット五十万キロワットという大火力を一台つくった場合と、あるいは二十万キロワット、十五万キロワット程度の中規模の火力をつくった場合の優劣というものは、もちろんこれは資本費を考えない場合は別でありますが、国の費用をつぎ込むのだから、利子は要らないんだから、とにかく出しっぱなしである、それに対する経済効果というものを考えなくてもよいのだ、これならば
桜内乾雄
○板川委員 そうすると、松永構想は規模を大きくして大火力、大送電主義ですか、こういった大規模な電力経営をしていこうという構想に立っておる。これはさっき言ったように、技術的な問題が全部解決をされておらないから一万が一その故障等が生じたような場合には十分に行き渡らないおそれもある、そういった構想から松永構想に対して反対の意見というのが大体の柱なんですか。
板川正吾
先ほども申し上げました通り、松永先生の御意見の根幹をなすものは、大火力、大送電主義であります。しかし、私は、これはお客様に着きますときのコストといたしましては差がない、むしろ故障があった場合には被害が多い、この点でもう根本の考え方が違っておる、こう考えるのでありまして、その他いろいろございますけれども、この点だけ発言いたしておきます。
桜内乾雄
先ほど総理が答弁されました九電力の最初の編成のときと今日とで一番顕著な違いは、やはり火力、大火力というものが可能になって、わが国でもすでに三十万キロワットぐらいの火力ができつつありますし、欧米では百万キロに近いものがあるわけであります。そうして熱効力というものが非常に下がって参りました。また、送配電のロスというものも極端に下がって参りました。
宮澤喜一
過去におきましては、大体日本では水力の開発がほとんどでございまして、普通の基底負荷は水力によってまかなわれまして、尖頭負荷の方は大体火力というふうな形でまかなわれておりましたのが、最近、高温、高圧に耐える金属が発見された、あるいは大火力の容量の設備ができるようになったという、いろいろな科学技術の発展によりまして大火力発電ができるようになりましたが、火力発電は、御承知のように、発電を夜間、昼間あまり大差
來正秀雄
それには相当たくさんのエネルギーが要るわけだから、従って石炭専焼の大火力発電所というものをあちらこちらに作る。しかもそれは今の生産性の高い発電コストとは対抗できませんから、その対抗できない部分については、海外競争の許す範囲内において関税等の措置を講じて、その石炭専焼の火力設備に補給をしていく。そういう政策面を中心にするところのものは全然別の機関に切り離してしまう。
栗山良夫
そこで私が考えるのは、この際は火力発電所に石炭専焼の大火力発電所を幾つか作るということ、石炭専焼ですね、重油はたかない。そうしてそのたかない、石炭専焼の火力発電所というものはおそらく発電原価は高いでしょう。
栗山良夫
この電力需用の激増は、一つには東北電力の遂行してきた東北の水資源の早期開発にかかっており、この点から東北振興の一契機をなしたものと言い得ますが、今後とも残された水力資源の開発とあわせて、これらの電力を、利用産業の負荷に調和させるため、新たに新鋭の大火力発電所も計画いたしまして、将来とも東北地方の電力の優位性を維持したいと考えておる次第であります。
内ケ崎贇五郎
例えば東電は、東京の月島で二十万キロワツトという東洋一の大火力発電所を建設しているではありませんか。それのみか、外資導入のために更に三割の電気料金の値上げをもくろんでおる。そうして労働者に小しては首切りと労働強化を押付けております。例えば朝鮮戦争前に一人の電産の集金係の一カ月の料金票千二百枚の責任が、今ではその七割増しの二千枚になつているではありませんか。
私は吉田首相に質したい。
兼岩傳一