1987-08-22 第109回国会 衆議院 環境委員会 第4号
ここに、環境庁大気保全局が昭和五十五年から五十九年度に行った「大気汚染健康影響調査報告書の概要」があるわけでありますけれども、この中でやはりNOxの中でもNO2は、千代田区、中央区、品川区、目黒区、港区、東京都区部が全国に比べて上位にある。またNO及びNOxについてもNO2と同じような傾向があるということでございます。
ここに、環境庁大気保全局が昭和五十五年から五十九年度に行った「大気汚染健康影響調査報告書の概要」があるわけでありますけれども、この中でやはりNOxの中でもNO2は、千代田区、中央区、品川区、目黒区、港区、東京都区部が全国に比べて上位にある。またNO及びNOxについてもNO2と同じような傾向があるということでございます。
同じ大気保全局が発表いたしました「大気汚染健康影響調査報告書」、これでは、現行の環境基準以下でもNO2の増加に伴って有症率が増加するということが認められております。
そこで、もう一つの問題は、私自身がこれはことしの三月二十八日、四月三日の当委員会で取り上げた東京都の複合大気汚染健康影響調査報告書、これができ上がったという報道があります。で、報告書の中身、これは私も前に二回にわたってまとめてみたんで、しかし最近発表になった中身を見ますと、幾つかさらに加わっています。
○村沢牧君 環境庁が本年三月七日に発表した大気汚染健康影響調査報告書、これを見ると、例え ば環境基準以下の濃度範囲でも被害が出ていることが報告されたり、現行環境基準の妥当性が疑問とされるような問題もあるわけなんです。この調査は環境庁が五年がかりで、しかも三十二万人の人を対象にして実施したものであり、私は貴重な報告書だと思うのです。
このたび環境庁の大気保全局から、大気汚染健康影響調査報告書というかなり分厚い報告書が出されました。これは、一読いたしまして大変科学的な検討、批判にたえるエナジェティックな調査報告であると思いまして、非常に環境行政の最近におけるヒットじゃないかというふうに考えておるのです。こういう極めて有意義な調査報告が出てまいりました。
○政府委員(林部弘君) 御指摘の大気汚染健康影響調査報告書、つい先日公表したところでございます。この資料はもう先生の方にお届けしてございますので、限られた時間でございますから余りるる申し上げません。この報告書の三百六十九ページの「まとめ」のところに、今回の調査についてのまとめということで、今先生からいろいろ御指摘があったようなことが書かれているわけでございます。
今、部長がこの報告書、大気汚染健康影響調査報告書、これはもう中公審の方に提出して検討を仰いでおるというお話でありましたが、この一編の趣旨は、結局NO2が気管支系の疾患を負うておる被害者、その疾病に極めて大きな影響があるのだという点を率直に肯定された点にあると思うのです。